BTSの紅一点 (ページ39)

今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:154,048 hit

・ページ39

NAMJOON side

"防弾少年団＝BTS"に新メンバーが加入

それだけでも大騒ぎだったのに、新メンバーが女の子という事で更に世界中がパニックになった

その日からだAが世界中の注目の的となったのは。

そして、その日から俺はAを1番気にかけるようになった。

Aが加入してきた時期は、ちょうどBTSが世界各国に知られ始めていた頃で俺達自身この先どーなっていくのか、とても楽しみであり不安でもあった

それに、男7人グループに対して女の子が1人で活動するグループなんて今まで居た事がない

俺達のファン"ARMY"もAを受け入れるのに時間がかかってしまったのも事実で、予想通りと言ったらAに失礼なのかもしれないが、、、

当初、Aへの批判はものすごかった。

A自身も覚悟していたとは思うが、ファンの度が過ぎた行動も多く沢山悩んで、泣いて、時にはジミンに"私が辞めれば全部収まるのかな"なんて相談した事もあったそうだ

Aが誰よりも辛い思い、苦しい思いを経験したのは痛い程分かる

俺達に隠れて、泣いて、絶対辛い仕草なんて見せないように頑張ってたのだって知ってる。

だからこそ、俺はAに厳しく指導した

ARMYにAが認められるように、

世界でもキム・Aが通用するように、

A自身が強く、転んでも何度だって立ち上がれる人になれるように。

でもきっとAには、"厳しいリーダーだなぁ"なんて思われていると予想してた

Aはいつも俺の予想の遥か上をいく笑

NM「そんな事考えてたなんて知らなかったよ笑」

JK「AもAなりに考えてる事あるんですね」

JM「皆んなが思ってるより遥かにAは考えてると思うよ？」

HS「全然知らなかった」

JN「こーゆー事はジミンにしか話さないもんねA笑」

TH「ジミナ抜け駆けずるい」

YG「どこに嫉妬してんだよ」

振付師「よーし！Aさん完璧！みんな！振り合わせするよ！！」

Aの振り入れがひと段落して、次は全員で通し練習

大きな鏡の前で、立ち位置の確認や再度細かい部分の調整中、トコトコと俺の隣にAがやってきた

NM「どうした？？何か分かんないところあった？」

俺の質問に「ううん」っと首を横に振るA