マフィアのおにいさま。 (ページ8)

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7話ページ8

サクマさんは身体能力がお兄様のファミリーの中でトップクラスなんです。

元々は暗殺者だったそうです。今は理由はわかりませんがダテさんの下で働いています。

「Aちゃん大きくなったね！ますます可愛くなってるね！尊い！」

「あ、ありがとうございます」

容姿を褒められるのはうれしいことです。ですが、変装してるのでメイクのおかげですかね。

「そういえば」

ダテさんが何かを閃いたように、手のひらの上でポンと手を打つ。

「大事な事を伝え忘れていた。
歓楽街に入る時に、ボディチェックが行われるからカバンの中には武器が入っているとすぐにヤツらの所行きだよ」

「なんだよそれ、、デカイ武器一つも持っていけないのか」

お兄様はキャリーケースいっぱいに銃を詰め込んできたのでガッカリしている。

「それとボディチェックなら身につけている武器も金属探知でバレてしまいます、、どうしましょうお兄様、、」

「それは大丈夫！」

サクマさんが笑顔で何かを持っています。

「この金属探知機対策がされているベルトをつければ身に付けている武器は察知されないんだ！」

「すごいです！誰がこんなものを、、」

「リョウヘイだろ、、」

「さすがはヒカル！！元同僚だもんね！」

リョウヘイさんはすごい知性に溢れていて優秀な人だと聞いています。

数年前から国立の大学で教授をやっていて、戦闘をやめてお兄様のファミリーのバックアップをやっています。

私がお兄様と出会ったばかりの頃は、勉強をよく教えてもらいました。

懐かしいですね。また会いたいです。