夜話 ページ13
カーテンが風で揺れる
タバコの匂い、それと同時に見慣れた黒髪が目の前に広がる
『ジョーカー！』
ジ「よぉ、今朝ぶり、だな」
ベッドに腰掛け後ろから抱きつくジョーカー
僕の方が身長も小さいから腕の中にすっぽりと収まってしまう
『…あつい！』
ジ「うるせぇな…一日も離れてんだぞ
補充だ補充」
『ふふ猫みたいだなぁ』
体勢を変えて、向き合って撫で回す
うーん猫には程遠い厳つさだ
『ちゃんと来てくれたんだね』
ジ「当たり前だろうが“あの時”からずっと一緒にいるって言ったろ」
『それも、そうだね』
心臓の音が聞こえる
ジョーカーは生きてる
安心、するなぁ…
『今日初めての出動だったんだ』
ジ「第8入ってからな」
『…昔と変わってなかった
変わってるところもあるけど、大半は昔のまま
僕が違和感を抱いたあの消防隊のままだった、変えれると思う？
弱い僕が、この世界を』
僕の周りで人が死ぬ
何度泣けば許してくれるのか分からなかった
何度謝れば許されるのか分からなかった
安息を求めても、神はそれの邪魔をする
大切な人が死ぬところなんてもう見たくない
ジ「…“死神”」
『！』
ジ「そう呼ばれたお前がこんなに弱々しいだなんて消防隊の奴らは知らねぇだろうな
だが、それでいい
お前の弱いところは俺だけに見せてろ
世界なんて変えなくていい
俺はお前が笑って過ごせりゃそれでいい
そのためなら俺はなんだって壊してやるよ」
『…変える、じゃなくて、壊す…か
それなら僕にも出来そうかな』
笑えば笑ってくれる
そんな彼だから一緒にいられるのかもしれない
何だか疲れた…
『…ありがとう』
ジ「…おう」
そのまま眠りに落ちた
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門神(プロフ) - 零さん» ありがとうございます！今後も頑張って行こうと思います!! (2020年5月28日 1時) (
レス) id: 170f584af4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続き楽しみしています！応援しています！ (2020年5月28日 1時) (レス) id: a6228b64bd (このIDを非表示/違反報告)
門神(プロフ) - 未羽さん» ありがとうございます！Twitterもフォローさせて頂きました！ (2020年5月25日 13時) (レス) id: 170f584af4 (このIDを非表示/違反報告)
未羽(プロフ) - 更新待ってます！！あとTwitterもフォローするので、うちのもフォローしてくれると嬉しいです！ (2020年5月25日 12時) (レス) id: c79f5e12a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：門神 | 作成日時：2020年5月23日 3時
