【センラ】浮気されました。【あほの坂田。】

第20話　出会い　センラside ページ20

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　Aちゃんとセンラさんが付き合った経緯を書きます！









　「はぁ……ダルい…疲れた〜」









　仕事が終わり、駅へと向かう









　帰りの満員電車はほんまにキツい……なんて思っても帰らないわけにはいかないため、電車に乗り込む









　押し合いギュウギュウの電車の中、ふと目に入った









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　「(最悪や………)」









　自分の目の前にいた50代くらいのおじさんが女の子に痴漢をしていた





　これは助けた方がいい感じ…？いやでも面倒事なんてごめんやで！？もうワシはクタクタなんや！！









　うん、悪いけど…。なんて我ながら最低やな…男としてどうなんや、それ。なんて思いながら罪悪感で目を瞑っていると









・









　「…あなた。今痴漢してましたよね？」









　凛とした声に、派手過ぎないセミロングの茶髪の美人OLさんが痴漢のおじさんの手を掴んでいた









　「………そ、そんなもんし、知らねぇよ！」









　「そうですか…。でも私には痴漢してるように見てたんですよね。痴漢された彼女も涙目ですし…。そうですよね？」









　痴漢された女の子は涙目にこくりと頷いた









　「と、いうことで。次の駅で私と降りてもらってもいいですか。断られても無理矢理降りていただきますが」






　「……っ、わ、わーたよっ！降りりゃあいいんだろ！」









　そして駅へとつくと彼女はおじさんの手を掴んだまま電車へと降りて行った


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