【ヒロアカ】媒介者。【文スト】 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:178,538 hit

4 ページ4

『クラスの顔と名前、それから個性は覚えた？』

「ハイ、ばっちりです！」

『なら良かった。じゃァ行こうか』

高校近くに借りたアパートを出る。

『ま、バレなきゃいいってことでそれ最優先で。じゃァいい高校ライフを』

「はい、Aさんもお気をつけて！」

学校の入口をくぐったらそこからは別行動。

『席は...一番最後かよ苗字徳田なのに』

なんか聞かれたら元々は与謝野だったんだけど親が離婚して...とでも言えばいいや。

...待てよ敦くん大丈夫か。

「おはよう！僕は私立聡明中学出身、飯田天哉だ！これから同じ道を歩む友として互いに頑張ろうではないか！」

『...徳田A、よろしくねェ』

ドアを開けた瞬間、男の顔のドアップ。

手を差し出しながら事前に覚えたデータを心の中で確認する。

＿＿＿＿飯田天哉、私立聡明中学出身。
個性はエンジン、ふくらはぎにエンジンがついているのが特徴。
プロヒーローインゲニウムの弟、ヒーロー一家の末っ子。

「ふむ、よろしく！ところで徳田くんは何故制服を着ていないのだ、雄英という最高峰にいるからこそその自覚を持って行動しなければ...」

うんたらかんたら。君国木田さんに似てるね。
口うるさいとことか騒がしいこととかおしゃべりなとことか。あ、全部同じかごめんな。

『飯田さァ、個性何』

「ぼ、...俺の個性はエンジンだ！」

スマン知ってる。でも任務だから聞くぜ。

『脚かは生えてるヤツもソレ関係だろ？じゃァ私に制服を押し付けるのはソレ取れッていうのと同じこと』

「...そうか、それは済まなかった！」

『いンや別に？まァよろしく』