長男を嫉妬させたい【続編】【竈門炭治郎】【現パロ】

4.いつかきっと(錆兎side)・質問 ページ4

Aと炭治郎が付き合っている。




その事実は、俺に重くのしかかった。




まさか、テスト休みの間にそんな事になっていたなんて夢にも思わなかった。




錆｢…なるほど。意外にも粋なことするんだな｣




プロポーズを彷彿とさせるような告白の話も聞いた。




その話をしているAは、どことなく幸せそうで悔しかった。




その顔も、見たことも無い顔も、全部炭治郎が独り占めできると思うと、なんだかやるせない気持ちになる。




『でも本当にビックリしたんですよ。まさかこんなトントン拍子に付き合うことになるなんて』




錆｢でも俺はAが幸せそうならなんでもいいけどな｣




『え？どゆこと？』




錆｢いや、なんでもない｣




言っていることに嘘はない。だけど少し盛ってしまった。




幸せになってくれるならいい。だけど、できることならば俺の隣で笑っているのがAだったら良かったと思ってしまった。




炭治郎じゃなくて、俺が彼氏だったら、なんて。




今更もう遅い。



でも、いつかきっと、チャンスは回ってくるはずだ。




奪うのは趣味じゃないけど、俺だってAの事が好きだ。本気だ。




炭治郎、あまりうかうかしていたり、Aを泣かせるような事があれば俺がかっ攫うからな？






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