第3ステージ サバイバルゲーム クスノキ ページ20
アーヤside
「やっちゃったなぁ。」
ナツはあまり慌てていなかった。
むしろ私の方が慌てていたくらい。
「このままアーヤについて行っていざという時に盾になる事も出来るけど・・・どんなペナルティーがあるかわからないしね。予備のレーザー銃を探すよ。」
え、ここからはまた私1人?
そりゃあ、最初は1人で行動してるけど・・・。
「アーヤなら大丈夫!じゃあ、また後で!」
そう言うと走って行ってしまった。
結構、脱落している間は気持ちが楽なのかもね。
どんなに目立っても敵に撃たれる心配はないし。
さて、また敵に遭遇する前にクスノキのところに行こう。
幸いにもクスノキはこの近くだし。
私は上手く木や茂みを利用して、無事にクスノキにたどり着いた。
下から確認していると枝とかもかなりあって登りやすそう。
ん、これなら登れるかも。
私は周りを見渡してから助走をつけて木に飛びつく。
そして枝にしがみつきながら無事に上に登れた。
ふう、疲れた。
木登りなんてやらないからなぁ。
私は休憩しつつも周りを見渡してみた。
すると、私が登った場所よりも少し上に箱が置いてあったんだ。
あれだ!
私はバランスを取りつつ、その箱を手にとる。
意外と軽かった。
枝に座って中を見てみると監視カメラのようなものと、それを結びつけるための麻紐が入っていた。
『ミッション2、途中結果。チャレンジャー側と敵側がそれぞれ1つずつ監視レーザー銃を手に入れました。』
わ、敵側も手に入れちゃったんだ!
よし、これを早く取り付けちゃおう!
私はすぐに木から降りて麻紐を取り出した。
その途端に気づく。
これってどこに取り付けたらいいんだろう?
場所によって有利とか不利とかあるよね?
「あ、アーヤ!」
振り向くと小塚君がいた。
そして、レーザー銃を持っていない。
「小塚君、銃・・・。」
「あ、うん。撃破されちゃった。」
小塚君は苦笑いする。
「敵の監視レーザー銃に当たっちゃって。柿の木に取り付けてあった。アーヤも気をつけてね。」
うん、わかった。
「あ、小塚君監視レーザー銃ってどこに取り付ければいいのかな?」
小塚君はちょっと驚いていたけどすぐに笑顔になった。
「アーヤが手に入れてくれたんだ!すごいね!」
えへへ、ありがとう。
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ホワイトノート(プロフ) - みゆゆんさん» ありがとうございます! (2018年11月12日 17時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
みゆゆん - 更新頑張って下さい。 (2018年11月11日 10時) (レス) id: 523776e435 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート(プロフ) - あおっちーさん» イメ画、お待たせしました! (2018年10月13日 21時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート - ありがとうございます! (2018年9月16日 8時) (レス) id: 879f49579e (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - ホワイトノートさん» 面白いですね!更新頑張ってください! (2018年9月13日 16時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
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