げぺ 作詞集

５，＊ロマンチカ戦録 ページ5

自己防衛で吐いた嘘
「弱虫なお前だ」って首を絞める

背中を後押し もういっちょ駄目押し
「お似合いだと思うし」
なんて馬鹿らしいの



誤魔化しで繕った笑顔
苦虫つぶして口角上げる

噂の良し悪し 見極めろリテラシー
「あの子が好きらしい」
とか知ったこっちゃ無いし



教えてくれだなんて催促した覚えもない
結局神頼んだって
選り好み贔屓のイカサマルーレット



『白紙のページに牡丹を咲かせませう』



ロマンチカ ランチャーぶっ放して
射抜けば終わる たったひとつのターゲット
弾丸と嫉妬がぶつかり 散る恋花火


あとは真っ赤な貴方を掬うだけ
破れても手に入れたもん勝ち
あとはポイって捨てれば良いじゃんね
使えない奴の後始末は ご自由に





未知なる國の森の中
見知らぬふりのお姫様

死に逝く道も選ばせむと
生きざるを得ない



ちぐはぐな建前の
ツギハギをこじ開けて

戦場デモクラシー 灯台下暗し
「ワタシはアナタ推し」
戯け 本音なわけないし



そろそろ遊戯にも飽きたので
『彼の心臓を撃ち止めちゃいませう？』



ロマンチカ ランチャーぶっ放して
射抜けば終わる たった一つのクリーク
戦利品は彼と貴方のプライドの破片


あとは真っ赤に染まって狂うだけ
殺しても手に入れたもん勝ち
あとはぎゅっと抱きしめれば良いじゃんね
拒みたきゃ突き飛ばせば？ ご自由に





咲き乱れた牡丹 ランチャーでぶっ放して
嗚呼ロマンチカ 代わりに添えよう一輪の
綴る理由がなくなれば ただの脈打つ紙切れさ


今更意味なんて求めただけ
笑っても笑っても ココロが沈む
今更責める言葉を垂れ流したって
悔いても悔いても 白紙には戻れない



過去を天秤にかけても無駄だって
わかってるくせに
回想 妄想 逃走 ご自由に ロマンチカ

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