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二人を追い出した後、私は床に寝っ転がった
昔のことを思い出した。
私が、初めて彼らに会ったときのこと
そして何故、ポートマフィアではなく、異能特務科に就いたのか
懐かしいなぁと思いながら、ふと、押し入れの中の荷物を漁った
A『・・・あった』
お姉ちゃんから貰ったぬいぐるみ
全体的には茶色の熊だが、目は蒼でリボンをしている。
(作者曰く、D社のシェりー○イ)
誕生日にもらったものだ
私だけこのぬいぐるみを持ってなくて、貰ったときは嬉しかったなぁ
その時、首元に何かがくっついていたのを見つけた
A『なにこれ』
じっと見てみると、それは瑠璃色のした綺麗な石だった
丸く、ビー玉かとも思える其れは、突然淡く光りだした
同時に、キーンと頭に響いた
A『うっ・・・』
しばらくするとそれらは治った
A『なんだったの・・・』
特に今は其れを気にしなかった
_____
____
___
__
_
やがてQの呪いがとけたのか、音がおさまった
Prrrrrr
Prrrrrrr
A『はいもしもし』
《あ。Aかい?》
電話の相手は治だった
A『どうされたんですか?もうQによる呪いは解けたのでしょう?』
太宰《うん、敦君のおかげで予想通りに事が進んだよ》
A『でしょうね』
太宰《其れで本題なんだけど・・敦君の提案で、マフィアと同盟を組むという提案をしてね、それで社長と敦君が話し合った結果、同盟は組まずとも、一時的な停戦を申し込むそうだ。それで密会するようなのだけれど・・・》
A『マフィアとの密会の準備を、私たちがするということですか』
太宰《ご名答》
A『それで?手はずはもう整っているのでしょう?』
太宰《勿論。姐さんに来るように伝える手紙を渡したよ》
A『・・・それわざわざ電話で言う必要あります?』
太宰《電話した理由をこれから言う心算だったのだよ・・明日の密会に、Aも来てくれ、日時と場所は_____》
A『分かりました、それでは』
携帯を床にそっと置き、ため息をついた
はぁ、ポートマフィアとの密会か
敦君とんでもない提案をしたなぁ・・・でもまあ、マフィアと戦うよりマシかな
組合とも戦いたくないけど
にしても、この戦争に参戦しないと言っていたくせに、密会に来いって・・・私が参戦しないのを悟られないようにするため?それとも別の理由が・・?
まぁいいや、考えるだけ無駄
明日に備えて寝よう。
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かき氷 - 話が深いっ!セリフも深いっ!もはやマリアナ海溝だっ!!←何言ってんだこいつ((どうやって思いついたんだろう…もしかして…(ry (2022年11月4日 12時) (レス) @page45 id: 3cc8562ddc (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 更新ありがとうございます。ゆっくり気が向いたとき、夢歩さんの作成楽しみに読ませていただきます (2020年4月4日 12時) (レス) id: 8d468bef63 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 白雪さん» レスが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月9日 18時) (レス) id: 197c215e5b (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 夢歩さんの書く夢小説大好きです!!!!応援してい!!!! (2019年2月7日 2時) (レス) id: acff4ac6b0 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 五月雨花火さん» ありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張ります! (2018年7月16日 14時) (レス) id: ef76fae79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Liar/夢歩@12301 | 作成日時:2018年2月14日 0時