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敦「そんなことが・・・」
国木田「そういうことだ小僧」
A『ちなみに、兄は未だに行方不明です』
敦「そんな・・生きていて欲しいですね、お兄さん」
A『はい・・・あ、国木田さん』
国木田「なんだ?」
A『私、今日はここの家で寝ます』
敦「え・・・!?」
国木田「あぁ、分かった」
敦君は何故?とでも言うような顔をした
当然だろう、辛い思い出のあるところでわざわざ寝たいとは思わないだろう
でも、それ以前に思い出がのこるこの家だから・・・その思い出に浸っていたい
国木田「明日の朝、太宰に迎えに来させる」
A『え?なぜ迎えを・・・』
国木田「一人で探偵社に来るのは辛いだろう」
A『・・・!ありがとうございます』
敦「?なんで太宰さんなんですか?」
国木田「アイツもこの事件を知っているからだ」
というか間接的に関わっているけどね
この事件を仕切ったのは・・・いや、私の家族を殺したのはポートマフィアだ
そのとき彼も私もまだ16歳。あのとき、この事件を担当していたのは・・・誰だったっけ
まあ、いいか。
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翌日
目を覚ますと目の前にドアップで太宰さんの顔が視界に入った
正直に言おう、赤面するわボケ←
だって太宰さん顔はかなりいんだよ?顔は←
思わず赤面しそうになるのを必死に押さえて
A『・・・おはようございます』
太宰「やあおはよう、久しぶりの実家は眠れたかい?」
A『ええ、貴方も、ここにくるのは久しぶりでしょう?』
太宰「あぁ、何も変わっていない。今も君の家族が生きているようだ」
本当に、まだ、家族が生きているように錯覚してしまうほど、変わっていない
まるで、私だけが、おいて行かれたような気分だ
__その後は身支度を終え、寮に戻った。
太宰「・・・辛いのなら、泣きわめいてもいいのだよ?」
そう言って腕を広げる太宰さん
私は、無意識に飛びつこうとした
太宰「来ないのかい?」
A『泣いてばかりでは、居られませんから』
太宰「そうかい、まぁ・・・昨日寝る前に泣いていたようだし、別に良いのだけれど」
__ハハッ、太宰さんには矢っ張りバレたか
なんて思いながら乾いた笑いをこぼす
太宰「さ、社に行こう。国木田君にこれ以上遅くなると怒られてしまうよ」
A『はい』
努力は報われる・・・本当に、そうなのだろうか。
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かき氷 - 話が深いっ!セリフも深いっ!もはやマリアナ海溝だっ!!←何言ってんだこいつ((どうやって思いついたんだろう…もしかして…(ry (2022年11月4日 12時) (レス) @page45 id: 3cc8562ddc (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 更新ありがとうございます。ゆっくり気が向いたとき、夢歩さんの作成楽しみに読ませていただきます (2020年4月4日 12時) (レス) id: 8d468bef63 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 白雪さん» レスが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月9日 18時) (レス) id: 197c215e5b (このIDを非表示/違反報告)
白雪(プロフ) - 夢歩さんの書く夢小説大好きです!!!!応援してい!!!! (2019年2月7日 2時) (レス) id: acff4ac6b0 (このIDを非表示/違反報告)
Liar/夢歩@12301(プロフ) - 五月雨花火さん» ありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張ります! (2018年7月16日 14時) (レス) id: ef76fae79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Liar/夢歩@12301 | 作成日時:2018年2月14日 0時