別サイド・4 ページ27
昼食も終わり各自が午後を過ごす時間。
秘密主義らしい主からの電話が終わったローが、皆の集まる甲板に出てきた。
「お前ら仕事だ。グランンドラインに行くぞ」
「グランドラインですか、久しぶりですね」
俺の言葉にざわりと騒ぐクルーの中、すぐさまペンギンが答える。
「なら長旅っすね！俺今度こそ魚人島行きたいっす！！」
「行きたい！！！」
「前は海軍の御用達でカームベルト渡ったからね〜」
「船長今回はどうですか？」
「今回、上は通らねえよ」
「「よっしゃぁ！！」」
わいわいと騒ぎ出しながらも準備を始めるクルー。その中の数人はカームベルではないと知り旅の行先に沸き立つ。
ふと1人が声を上げる。
「あ、じゃあ今回の依頼は海軍じゃないって事っすか？」
「あぁ。今回は白ひげだ」
「なるほど！白ひげっすね。そりゃ海軍じゃないですね」
「なるほど、白ひげか…」
「へぇ……」
「ほ〜……」
「「「「…………………」」」」
「……？」
「「「「白ひげ？！？！」」」」
「うるさい」
あまりの声の大きさに耳を塞ぐ。横ではビックリしたロシィが転んでカルテの束を倒していた。いつも通りだな、後で片付けてくれ。
「し、白ひげ！？五皇じゃないですか！！」
シャチの叫びに全員が必死に頷く。そんなに振ると頭取れるんじゃないか？
「どうしてそんなこところから…」
「ギルダーツだ」
「……へ？」
「ギルダーツが紹介したんだと、不死鳥屋から」
「ふ、不死鳥！！とんでもない名前もでやがった」
わぁぎゃあと叫ぶクルーを尻目に数日前にの記憶に思考を飛ばす。
『お前さんがトラファルガーって医者かい？俺はマルコ。白ひげ海賊団からあんたに依頼だよい』
『……は？』
電話に出た途端にこれだったのだ。白ひげとか言う大物の名前が出てるだとか、ギルダーツの名前が出てくるだとか、そんなのは依頼の2文字で吹っ飛びとにかくその願いを受け入れた。
患者がどのような状態かは直接あってから見てくれと言われ、今回は魚人島で落ち合う事となった。
「てかギルダーツの人脈どうなってんだよ！」
ほんとにな、あのバカの人脈は本当にどうなってんだか……先が思いやられる。
「流石キャプテンの弟分……」
おい、俺の人脈は普通だぞ……普通だよな？
「ぎゃあぎゃあ言ってねぇで準備しろ！」
「「「あいあいキャプテン！」」」
だが俺はこの時、しらなかった。
これが、ある大きな出来事に繋がる渦の一因になるとは、この時は知る由もなかった。
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Aceyu(プロフ) - かちかち太郎丸さん» 繰り返すほど読んでいただけるなんて感激です！夢主くんがどのようなエンドを向かえるか、どうぞ続編もお付き合いいただけたら嬉しいです😊😊 (12月31日 21時) (
レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - ばってんさん» にやけて下さってありがとうございます！もっとにやけて頂けるよう頑張ってみます笑 (12月31日 21時) (レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - チャパさん» コメントありがとうございます！いつも時間が空いて申し訳ない…それでも読んでくださって嬉しいです。頑張って続編書かせていただきます！ (12月31日 21時) (レス) @page40 id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
かちかち太郎丸 - 更新ありがとうございます！！！ずっと前に見つけては繰り返し読みに来てしまってます！設定も書き方も全部大好きです！！！！！ (12月3日 15時) (レス) @page37 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 一気読みしてしまった…続きが欲しいです…🥲🥲 (2023年2月5日 23時) (レス) @page32 id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aceyu | 作成日時：2021年5月18日 12時
