横断歩道 3 ページ27
なーんて、偉そうに隣人に言い放った私だって、実は今日けじめをつけたいところだ。
脳裏に残るジュホン君の事。
そう、ほんとは私、今そばにいる隣人が....
好き。
だから、ちゃんとジュホン君に言おうと思う。
そして謝りたい。
『ねぇ、まだ起きないの?』
私の言葉に返ってきた全く関係のない一言。
「え、お....起きますよ!!ってか、無視しないでくださいよ、結構真面目に言ったのに(笑)」
そう言って振り向いて隣人の方を見ると...
『ありがと...伝わってる』
ふわっと微笑む世界一って言っていいくらいの綺麗な笑顔に言葉を失う。
「あ...そっ...////そんならよかったです...」
『ねぇ』
「はい?」
『ちゅーしてよ』
いきなり放たれるセリフにびっくりする。
「な...なっ...なんでですか!」
『いいじゃん、昨日誰かとしたでしょ』
何でそれ...知ってるんだろう...
「しっ...してないですよ...!!/////」
自分がとった行動の恥ずかしさからか咄嗟に隠した。
『えーーーうっそだーーー....』
「とっ...とにかく、もう仕事に行くんで起きますね?」
そう言って隣人の腕を解こうとしたときだった。
『嘘つくのは俺にもナシにしよ』
そうつぶやくと、優しく唇に隣人の柔らかい唇が触れた。
「...っ....!!」
『そのちゅーした男に言っといて?ソフレがいるから無理って』
一瞬目つきが変わったかと思うと一瞬にして元の隣人に戻る。
同じ人物なのにどうしてこうもゾクっとする瞬間は人が変わった様なんだろう。
「ソフレがいるからとか...理由になんないでしょ...」
『えーーーー...じゃあ何なら理由になるぅ?』
ダダをこねるように言う隣人の質問に答え切れる自信がなくて、ブランケットから抜けた。
「それは....今夜話します!ごはん食べに行くんですよね?////」
『うん♪』
ブランケットを首回りに集めてご機嫌な隣人だ。
「じゃあ、適当に理由言っておきますから...」
『適当とかやだー...』
人ん家のベッドでグズる隣人を横目に私は化粧を始めた。
「もうっ...ヒョンウォンさんの相手してたら遅刻しちゃう」
『あっは!遅刻するくらいなら欠勤したらぁー?』
呑気な事をベッドから言ってくる。
「真面目なんで欠勤はしません」
ファンデをのせながら隣人のグダグダな問いかけに応えた。
『けど、Aちゃんのそういうところが....き』
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このみ - すごく面白かったです!最近モンエクペンになったのですが、もっと好きになりました!更新お疲れさまでした!これからも頑張ってください!! (2017年11月12日 11時) (レス) id: 0ab0aad734 (このIDを非表示/違反報告)
おん - 感動をありがとうございましたすっごく面白かったです (2017年9月25日 9時) (レス) id: 7121d0579b (このIDを非表示/違反報告)
まなな - すごく良かったです(泣)すこし自分と重なる部分あったので、共感しぱなしです!!また、違う作品楽しみにしてます(σ≧▽≦)σ (2017年9月23日 11時) (レス) id: 000918fc8e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - あおんさん» こんばんは!モンエク好きになりはじめたばかりだなんて!嬉しいです!モンエク是非もっと好きになってください( ; ; )私なんか好きになりすぎて妄想ヲタクになっちゃいましたから!(笑) (2017年9月23日 0時) (レス) id: 8f19cb71fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - めばえさん» こんばんは!嬉しいコメントありがとうございます!blue moon自体お店の名前が思いつかなくてもねくの曲から選んだんですが、結果マッチしていてよかったです☆あと、お褒めの言葉勿体無いことばかりで( ; ; )ありがとうございます! (2017年9月23日 0時) (レス) id: 8f19cb71fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうな | 作成日時:2017年7月1日 0時