mojito++ 3

甘すぎるチョコレート 3 ページ12

Aちゃんは今日何をして過ごしたんだろうか。


俺は夕方を迎えるまでずっと一人でベッドから出ずに過ごした。

なんとなく起きるのが嫌なのと、Aちゃんがいた空気を消してしまいたくなくて意味もなくずっとそこにいた。




ピコッ



スマホが久しぶりに音を鳴らしたのはジウォンにメッセージを送って以来の出来事。



「誰...」


もそっとベッドから手を出して枕元で泳いでいるスマホを捕まえてカーテンで薄暗くなった部屋でまぶしいスマホの画面をのぞき込む。




"ジュヨニヒョン:ジウォンが俺に話があるみたいだけど、俺先に会っちゃっていいの？”



何でヒョンにジウォンが用があるっていうんだ。

まぁでも別にいい。


俺に返事返さずにジュヨニヒョンには返すんだな。



”いいよ”



その用が何なのかなんて俺には関係なかった。

何なら俺だって気持ちに整理をつけたくてヒョンに会いに行こうかなって思ってたくらいなのに、先越されたか。



「ふぅっ」

今日何度目のため息なのかわからない。



もう一度ブランケットを頭までかぶってみた。


真っ暗なのにますます真っ暗になる視界の中、目を閉じるとやっぱりAちゃんの事で、ちょっと前まではシウやジウォンの事ばかりだったのに。


ジウォンには新しい相手。
シウにはその相手がお父さん。


俺は...





どうすればいい？？

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