8.直感 ページ9
Aside
『理由は?』
さ「なんとなく、今まで話してたところから直感で」
『ふっ、』
その返答に思わず笑ってしまった
さ「そんな変?俺の勘結構当たるんやで〜」
自信満々に語るが、すっごくバカっぽい
『はあ……面白かったー。やっぱお前変わってんなー』
さ「お前に言われたくないわ!ってか笑うと結構明るい感じになるんやな」
『そうか?』
何年ぶりだろう、同級生とこんなに自然に話したのは。俺を疑わないやつと出会ったのは
さ「ねえ、本当に莉子ちゃんの怪我ってAちゃんがやったん?」
信じられないとしても、今は話す気が出てきた
『やってねえよ、あれは自作自演。とはいっても痣は本当に自分でつけたんだろうな。どっかにぶつかったりして』
さ「え……」
『だから易々と信じるなってさっきも言ったろ』
さ「話が進まんのやけど」
『じゃあとりあえず、俺がやってないって前提で話を進める。これでどうだ』
さ「おっけー」
『ノリが軽い』
さ「ええやん」
そして話が先に進まない、デジャヴ
さ「じゃあまず……なんで莉子ちゃんはそんなことすんの?」
『言っちゃえば原因は俺』
さ「どういうこと?」
『俺さ……女を好きになったことあるんだよ』
中学の頃。俺には友達になった女の子がいた。
そいつは明るくて声もデカくて、趣味が合ったからよく一緒にいた
友達同士でふざけるノリで「マイハニー」「マイダーリン」とかも言い合ってたけど、俺はその子にそういう感情を抱いてしまった
ある日思い切って告白した。結果はあっけなくフラれた。その上気持ち悪がられ、絶交される始末
そして、そのことが言いふらされ俺はいじめの対象となった
幸いにして、狂った性格だったためダメージは受けてないし、こういう状況になることも告白すると決めた時点で予想していた。そういう想像力が異様に俺は発達している
だが莉子はさらに追い打ちをかけるようなことをしてきた
さっきのように殴られたと嘘をつき、俺をさらに悪者にした。これに関しては脳の処理が追い付かなかった
今まではそこまで仲が悪いというわけでもなかったのに急にこれだ
そしてそれは中学いっぱい、さらには高校に入ってからも続けられた
そんな中、親父の転勤が決まり、ここに転校してきた
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この作品は、決して同性愛をバカにしてるわけではありません
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ぺるはむ - 夜風@坂田家さん» ありがとうございます!向こうのほうでもコメントくれましたねwwそう言っていただけて嬉しいです (2020年10月30日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
夜風@坂田家 - 今日見っけてあ、この人(お話も)好きやぁてなりました(伝われ)すと×りて見えてちょっとうっ...てなったけど他の作品も見てみようと思います!これからも頑張っていこって思えるような作品でした。 (2020年10月29日 22時) (レス) id: 4f5e25dcd3 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - まれんさん» wwwいやいや誤字なんて誰にもありますってww (2020年9月30日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 彩華 ぴあのさん» こちらこそたくさんのコメントありがとうございます!毎日、って決めなきゃ続けられないのでww受験に合格して、絶対帰ってきます! (2020年9月30日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
まれん - ごめんなさい……この前のコメント誤字ってました。。。めちゃくちゃいい作品でした!! ?は誤字です。すません (2020年9月30日 19時) (レス) id: b33dc05251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺるはむ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/perurisu/
作成日時:2020年8月12日 20時