プロローグ・ ページ1
あの日、イザナくんの居ない卒業式を過ごした。
授業中喋りかけてくれた事から、仲を深めた私達。
でも、彼はお礼参りをしたことで少年院へと入ってしまった。
もう、あんな思いはしたくない…。
そう考えながら通った、中学校では三回目の新学期。
私は、見覚えのある影を見つけてしまった
数年前に置き去りにされた記憶が、次々と鮮やかになっていく。
私が見間違える筈がない、と思った。
だから……
『________イザナくん』
・・・。
『…あれ?』
目の前のイザナくん“らしき人”は、消えていた。
ヤバい、遂に幻覚まで見えるようになったのかな…
少年院に入ったので、地元を離れて何処か別の地域にいるのかもしれない。
だけど、確かに「絶対戻ってくる」って言ったよね?
…だから、別に期待くらいしていいよね。
_____
「Aちゃん、やった!私達、同クラだよ〜!」
伊織ちゃんが満面の笑みで駆け寄ってくる。
『伊織ちゃん!やったね!同クラなの小学生以来じゃない?』
「だよねー!中学校最後のクラスだから、特別感があっていいかも」
伊織ちゃんはあの頃と変わっていない。いつも元気で可愛くて。
「そういえばさ、Aちゃん、中学に入ってから物凄く綺麗になったよね」
『…私が?』
「うん。女の子らしくなったというか…笑。
黒川、ビックリすると思うよ!」
いきなりイザナくんが出てきたもんだから、私もビックリした。
『“変わんない”って笑ってきそう…。でも、何で急に?』
すると、伊織ちゃんは「えっ!」っと一言。
そして、玄関前のクラス一覧へと移動する。
“3年A組”の活字の下には、伊織ちゃんや私の名が書かれている。
そして________
“黒川イザナ”
を、見つけてしまった
『イザナくん…だ』
「ほら!さっさと教室行くよ〜」
やっぱり、さっき見た彼はイザナくんだったんだ…。
また、あの頃のように笑いたい。
そして、一緒に居たいんだ。
だから_______
今会いに行くよ、イザナくん
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ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マンさん» ありがとうございます!楽しみにして下さるなんて嬉しいです(*‘ω‘ *)他のお話も時間があるときに更新していこうと思ってますので、是非よろしくお願いします!続編も近々上げる予定ですので、これからも頑張って続けます…! (2022年9月3日 22時) (レス) id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン - すいません。見るの遅くなりました!凄く良かったです!ずっと続きを楽しみにしていたので見れてうれしいです!本当に大好きです!ほかのお話も見させていただきます!これからも頑張ってください! (2022年9月3日 14時) (レス) @page48 id: b028cbeeeb (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!好きーーーーーーのお言葉嬉しいです(*ノωノ)あともう少しで続編作りますのでお楽しみに!頑張ります…! (2022年8月27日 11時) (レス) @page46 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン3 - ちょっと、急ぎの用事があって時間がないので、感想を短くまとめます。 すきーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!! これからも頑張ってください! (2022年8月26日 23時) (レス) @page46 id: c03225e7d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!確かに依存してますね…。実はもうオチは決めているのですが、パート3を作らなければ完結できそうにありません(^-^;更新頑張ります! (2022年8月21日 14時) (レス) @page44 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあめ | 作成日時:2022年4月27日 21時