26、シニガミレコードX�� ページ29
化け物side
1032日目
ミーン、ミンミンミン
確かこの泣き声は「蝉」と言ったな・・・
日差しも随分と強くなってきた。
私は足を水につける。
ちゃぷ・・・
私はふとツキヒコを見る。
「む」
足元、外れかけてるな。
まぁ、教えてやっても問題ないな。
家を作る人が居なくなったら困る。
「お〜い、そこちょっとはずれかけてるぞ〜」
私が声をかけたのに気付いたのか、ツキヒコは手を振る。
「ちがう！そうじゃない！
足元見て見ろ、足元！」」
ツキヒ「え？なんだい？」
あいつっ・・・！
私の声が届いてないとでもいうのか！？
「だから足元を・・・あっ！」
そこの部分はとうとう外れる。
当然の事だが、ツキヒコは落ちる。
また、1人になるのか？
そんなの嫌だ！
私は思わずはだしのまま外に出て走る。
「ツキヒコッ！」
地面には影も形もない。
「いない・・・」
息を切らしていると、上から音がする。
ガタンッ
ツキヒ「いやぁ〜危なかった」
なっ・・・！
ツキヒコは木の板にぶら下がっていた。
私はただただ驚いてると、ツキヒコは声をかけてくる。
ツキヒ「ん？なんだい？」
「ふ・・・ふざけるな馬鹿者がっ！
お前のような弱い生き物がなぜそんなにも不用心なのだっ！」
ツキヒ「え・・・？」
ツキヒコは不思議そうに聞き返すだけだ。
こいつ、死にかけたというのになぜ自分が怒鳴られているか解らないのか！？
「だからっ・・・」
ツキヒ「？」
「あ・・・」
私がもう一度言い直そうとしたが、ツキヒコはただただ不思議そうな顔をするだけだけなので
何とも言えない気持ちがこみ上がって来る。
「〜〜〜ッ、アホか！」
私はくるりと向きを変える。
「・・・・・・桶の水、入れなおしておけ
後・・・今日はもう屋根に登るな。」
ツキヒ「わ、わかった！」
ツキヒコの威勢のいい声が帰ってくる。
くっ・・・
不愉快だ
この私があれきしのことで肝を冷やしてしまうとは・・・
非常に不愉快だ
私は椅子に腰かける。
決めた
もう今日は1日口を利いてやらん。
少し反省すればいいのだ、あいつは
そうすれば私の溜飲も幾分に下がるというものだ。
その日は本当に口を利くことはなく
また何日かの月日が経った＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。
更新:さゆな
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サユアナ - 魔理さん» 返信遅くなってしまい申し訳ないです……いやぁ、続きが気になるだなんて嬉しいですｆ^^*)これからも、頑張りますっ(≧ω≦) (2019年3月21日 22時) (
レス) id: d26eaba714 (このIDを非表示/違反報告)
魔理 - 続き気になる〜 楽しみです＾＾ (2018年6月8日 19時) (レス) id: 2e700a0865 (このIDを非表示/違反報告)
サユアナ - ユリさん» ありがとうございます！これから期待に応えれるよう頑張ります！！ (2017年11月5日 7時) (レス) id: 32b4c4b26f (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - 続きが楽しみです！これからも応援してます頑張ってください(｀・∀・´) (2017年10月22日 20時) (レス) id: ee2faa79c0 (このIDを非表示/違反報告)
サユアナ - あぷりこっとさん» なるほど！教えていだきありがとうございます！そして絵、楽しみにしときます！ (2017年7月28日 21時) (レス) id: 45266b8532 (このIDを非表示/違反報告)
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