検索窓
今日:40 hit、昨日:2 hit、合計:10,243 hit

2年目〜残ったものは〜2 ページ6

「おっと、これは驚きだぜ………」
あまりにも集中しすぎていたのか、目の前の赤い光景に気づくことのなかった俺。









(………さすがに、この驚きは求めてなかったな………)

炎はすぐ近くまで来ており、このままだと通報しても間に合わないだろう。



(せめて、伽羅坊が大学の受験に受かるまでは死ねないと思ったんだがなぁ)


それに、









(あの子からの返事も、まだもらっていないんだよなぁ)









短い『人生』だった______。


そう思い、覚悟したその時、









「鶴さんっ!!!」


「鶴丸っ!!!」









(………おいおい、こりゃ幻か?)


赤い炎を掻い潜ってきたのは、どう見ても光忠と伽羅坊で。









「さっき沙織さんが、鶴さんの家に行こうとしたら何かおかしいって言っててね………何かあったんじゃないかって思って伽羅ちゃんと来たんだ」

「光忠、今はそんな話をしている場合じゃない!出るぞ!」
「オーケー!さぁ、行くよ鶴さん!」






「………ああ!」







______いやぁ、これは参った。


(光忠………炎無理なくせによくやるぜ。伽羅坊も、こんな大事な時にわざわざ付いて来て………充分慣れ合っているじゃないか)









こんな時に、不覚にも温まってしまった心をそっと隠して、俺は光忠と伽羅坊とともに家を出た。

2年目〜残ったものは〜3→←2年目〜残ったものは〜


ラッキーアイテム

燭「赤いリップだよ。格好良く決めたいよね!」


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

笑羽 - 梅歌さん» コメントありがとうございます!!ログインできました(*^_^*)更新頑張りますよ〜 (2020年5月8日 15時) (レス) id: 0e96abb413 (このIDを非表示/違反報告)
梅歌(プロフ) - こんにちはっ!これはあの曲ですな(名前出さないけど)!ログインできました?更新頑張ってください( ˙-˙ )! (2020年5月8日 13時) (レス) id: 5c54cadbe6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:笑羽 | 作成日時:2020年2月16日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。