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16年目〜きみへの愛を〜2 ページ33

「あ!!実はね、僕と鶴さん昔っから凄く仲良かったから!!

 こんな風に呼んでいたこともあるんだよ!!」


光坊が、慌ててそうフォローした。





「そっ、そうだぜ!!つい、うっかりだな!!いやー恥ずかしい!!」

「………」





(………嘘は言ってないぜ!!←)





どう思ったのかは分からないが、伽羅坊はそれ以上は干渉してこなかった。









………………………………………………………………………………

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………………………………







「………そう言えば、鶴さんはポエムの仕事どうするの?」

光坊が聞く。






「あー、そのことなんだがな………実はその仕事は辞めようかと思っていてなあ」

「へえー………え”っ!!??」




当たり前のように言うと、光坊は心底驚いていた。

興味なさそうにしていた伽羅坊すら、俺を二度見も三度見もしていた。





「ど、どどどどう(訳:どうしてなの!?)←」

「?なんと言うかなあ………



 決心がついた。っていうのが一番近いかもしれない」





あの子がここにはいないと分かった今、わざわざ俺の想いを、世間の顔も名前も

分からないようなやつらに晒す意味はない。





それに、









「あの子なら、俺がどこで何を想っていてもきっと気づくさ」


心の中で、一人呟いた。









……………………………………………………………………………………

………………………………………………………………

………………………………………






「………でも、その仕事辞めちゃうなら今度からどうしていくの?」

「ん?そうだなあ………光坊と伽羅坊に養ってもr」「「却下」」



「だよなぁ………」





なんだかんだ、あまり後のことは考えていなかった。









すると、







「あ!!ならさ、鶴さん僕のカフェで一緒に働いてよ!!」

「………え、いいのか?」

光坊が、そのような提案をした。





「もちろんだよ!!僕も、そろそろ1人で経営するのは大変だからね。

 なんなら、伽羅ちゃんもたまに手伝ってよ!!」

「慣れ合うつもりはない………が、手を抜くつもりもないぞ」

「よしきた!!伽羅坊がするって言うなら俺もするぞ光坊!!」

「ありがとう2人とも!!じゃあ、まずは………」









和気藹々と未来について語り合う三人と、









それをどこからか優しい目で見つめる影が一つあった。

返事はまだ来ない→←16年目〜きみへの愛を〜


ラッキーアイテム

燭「赤いリップだよ。格好良く決めたいよね!」


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笑羽 - 梅歌さん» コメントありがとうございます!!ログインできました(*^_^*)更新頑張りますよ〜 (2020年5月8日 15時) (レス) id: 0e96abb413 (このIDを非表示/違反報告)
梅歌(プロフ) - こんにちはっ!これはあの曲ですな(名前出さないけど)!ログインできました?更新頑張ってください( ˙-˙ )! (2020年5月8日 13時) (レス) id: 5c54cadbe6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:笑羽 | 作成日時:2020年2月16日 18時

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