＊ 店先。 ページ37
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「なあ、ちょお買い物付き合って」
日曜日の朝。
珍しくそんなことを言ってきた信介くん。ちょうどどこかへ出掛けたいと思っていたので 二つ返事で了承し、すぐに準備をした。
『どこに行くの？』
「…秘密」
どんなに聞いてもはぐらかされるばかりで、目的地を言おうとしない信介くん。
不審に思いながら やけににこにこしている信介くんについて行く。
そして、着いたのは。
『…信介くん、ここって…』
＿＿＿結婚指輪の、セレクトショップだった。
「…どうしても、決められへんくて。好みもあるやろし、…どれ付けても、綺麗やろなって」
どくどくと鼓動が速まる。
ここまで連れてこられて、期待しないはずがなくて。
信介くんがするりとわたしの左手を取る。
じわりと、視界が歪んで。
その向こうにいる信介くんが、ふわりと笑って。
「…俺と、結婚してくれませんか」
首に手を回して、愛しい彼に思いっ切り抱きつく。
『もちろん、です』
はあ、と安堵の溜息がすぐ側で聞こえる。
信介くんの肩に顔を押し付けていると急にべりっと引き剥がされて。
「ここ店の真ん前やで、…恥ずかしわ」
『店の真ん前でプロポーズした人は誰ですか』
ははっ、と弾んだ声で笑った信介くん。
「かっこ悪くてすまんな。帰ったら、もう一回言わせてくれ」
『もっかいやるの!?』
「当たり前やろ」
何が当たり前なのかわからないけど。
彼のプロポーズは まだ終わっていないらしい。
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狼 - はぁ……貴方は、なんてものを…作ってしまったんですか…もう、私、死んじゃいますよ…？いいんですk(鼻血 (2020年3月31日 14時) (
レス) id: 58dc9d80b9 (このIDを非表示/違反報告)
柚香 - さいっこうです！！一瞬で，北さんファンになりましたっ！！！！ほんっとうに最高です 応援しています！！これからも頑張って下さい！！ (2020年2月23日 20時) (レス) id: 468e550ccc (このIDを非表示/違反報告)
月埜(プロフ) - コハクさん» コメントありがとうございます！本日から番外編始まりますのでお待ち頂ければと思います。次作の方もご覧頂けたら嬉しいです~！ (2019年12月8日 9時) (レス) id: d1ca7a883a (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - 完結おめでとうございます！番外編も楽しみです！次作はどっちも見たすぎますね泣楽しみです！！ (2019年12月7日 22時) (レス) id: c12ffb0ac2 (このIDを非表示/違反報告)
月埜(プロフ) - ティラミルクさん» ティラミルクさん、いつもコメントありがとうございます…！少しでも北くんの優しく甘い感じが出せてたら嬉しいです泣 ありがとうございました！ (2019年12月7日 21時) (レス) id: d1ca7a883a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月埜 | 作成日時：2019年11月9日 22時
