０３８ ページ39
＊＊YOU side
｢っ…まぶし｣
カーテンに差し込む朝日に眩しさを感じ、
ゆっくり目を開けた。
渡辺｢Zzz…｣
｢寝顔だけは可愛いんだ、、｣
そう呟き周りを見渡すと脱ぎ捨てられた服
昨日の夜の出来事が頭の中に浮かんで
心臓がドキドキした。
｢…あれ、スマホどこ？｣
翔太くんを起こさないように
ベットから起き上がり、落ちていた下着と服を着て
カバンを探した。
渡辺｢なに？ヤリ捨て？｣
｢別にそんなこと、、って起きたの？｣
渡辺｢ああ、お前が起きる前から起きてた｣
｢なにそれ、だったら私の呟き聞いてた？｣
渡辺｢ふっ、寝顔だけじゃなくて普段も可愛いんだよ｣
｢自分で言わないで｣
カバンを見つけてスマホの画面を見ると
不在着信が1件入っていた。
｢え、深澤？｣
渡辺｢っは？｣
｢…え、あ、いや｣
やばいと思い思わずスマホをカバンに戻した。
あの不在着信なんだろうと気になったけど。
渡辺｢Aって、鈍感だよな？｣
｢なに急に｣
渡辺｢って言うふり？｣
｢…｣
渡辺｢目黒にも深澤にもそして俺にも好かれて
Aは一体誰のものになるつもり？｣
そんな答え分かってるくせに
わざわざ私に言わせたいんだね。
｢…分かってるくせに｣
渡辺｢さぁーな、
俺も鈍感だから言わねぇと分かんねぇよ｣
｢…｣
渡辺｢こっち来いよ、今日は休みだから
ゆっくり出来んだろ｣
｢…｣
言われた通りに彼のそばに行くと
グイッと腕を掴まれ抱き締められた。
｢すっごいドキドキしてるけど｣
渡辺｢口に出すな｣
｢ふふっ、、ねぇ、翔太くん｣
渡辺｢…ん｣
｢……私と付き合ってほしい｣
私の気持ちは誰にも向いてないかもしれない。
だけど、これしかないんだと
そう思った。
渡辺｢…ふっ、お前がそばにいてくれるなら
なんだっていい｣
私の考えを見透かしてるような意味を込めて
そう言ったのかもしれない。
どうして、彼はそこまでして
私がいいんだろう。。
→
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イルマ(プロフ) - のんさん» コメントほんとにありがとうございますっ！励みになります、これからの展開を楽しみにしていてください！ (2021年2月10日 16時) (
レス) id: 9b6d15fa28 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - すごく共感できて素敵なお話です。これからも応援しますね。 (2021年2月10日 16時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルマ | 作成日時：2020年9月23日 2時
