０２１ ページ22
＊＊麻矢side
寝ようと布団に入って目を閉じれば
思い浮かぶのはあの人の顔を、そして笑顔、、。
麻矢「何考えてるんだろ、、もうすぐ結婚するのに」
でもほんとに頭から離れないの。
こんなんでほんとに結婚していいの？
初めてあの人に会った時から
ドキッしたあの感情を、、
今でも忘れることが出来ない。
でもあの人はきっとお姉ちゃんの事が好きなんだ。
お姉ちゃんに向けたあの表情、
勝ち目ないと諦めた。
そんな時に蓮と出会って恋に落ちた。
最初はあの人を忘れるために
付き合ったところもある。
お姉ちゃんがあの人に
�猖稾陝�彼氏が出来たんだよ�瓩辰栃鷙陲靴�
その後何かアクションがないかなって
無意味な期待もした。
バカだよね。。
･
･
･
麻矢「ありがとうございました。またお待ちしてます」
お客さんに花束を渡しお客さんの笑顔を見て
見送った。
深澤「あれ？麻矢ちゃん？」
麻矢「っ…あ、深澤さん」
デジャブなのか、イタズラなのか
何でこのタイミングで会っちゃうんだろう。
今まで会ったことないのに。
深澤「久しぶりに会ったね！ってか、ここで働いてるんだ！」
麻矢「う、うん。そうなの」
深澤「エプロン姿も可愛いじゃん！あ、せっかくだから、、」
深澤さんは並べられてる花を見た。
貴方の笑顔が私は1番好き。
この気持ちを伝えるのがタブーなの。
私には蓮がいるから。
深澤「これちょうだい」
麻矢「え、あ、はい！今包みますね！」
ちょうだいと言った花を包み始める。
深澤「……」
麻矢「はい、どうぞ！」
お代をもらって、花束を渡す。
きっとお姉ちゃんに渡すんだろうな……。
深澤「はい、これ俺からの結婚祝い」
麻矢「え、、」
深澤「結婚おめでとう、麻矢ちゃん。幸せになってね」
麻矢「……っ」
こんな残酷な事ってあるんだ。
言われたくなかった言葉を言われてしまった。
麻矢「ありがとうございます」
深澤「Aと一緒に結婚式行くから招待状
俺にも送ってね！」
�牋貊錣豊瓠◆△�。
モヤモヤして、今自分の感情がぐちゃぐちゃだ。
麻矢「ありがとう、深澤さん！」
深澤「じゃ、俺は行くから。またね！」
深澤さんの背中を見送った。
その背中に飛びつきたいと思った。
麻矢「……深澤さんが幸せにしてよ、お姉ちゃんじゃなくて」
→
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イルマ(プロフ) - のんさん» コメントほんとにありがとうございますっ！励みになります、これからの展開を楽しみにしていてください！ (2021年2月10日 16時) (
レス) id: 9b6d15fa28 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - すごく共感できて素敵なお話です。これからも応援しますね。 (2021年2月10日 16時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルマ | 作成日時：2020年9月23日 2時
