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河「で？毎日通ってんの？俺のとこにも寄れよ」
藤「やだよ。面会時間なくなる」
河「ひで〜〜」
河合にプリントを届けて宿題を教えてやる
それが終わったらまた北山に会いに行く
2週目にして時間もだいたい決まってきて
北山も病室で待っててくれるようになった
藤「つか、2日に1回来てんじゃん」
河「うわ、私は遊びだったのね！」
藤「まぁね」
河合と話すのも楽しい。
けど、こいつ来週には退院出来るらしいし
河「どんだけ好きなんだよ」
藤「毎日会いたいってやばい？」
河「怖い」
藤「おいっ」
まだ病名も退院出来るのはいつかも
何も聞けてないけど
なんとなく分かってきた北山の性格は
頑固で、人見知りなくて、勉強はそこそこ
雑に見えてマメで、優しい
河「俺も会ってみたいわ」
藤「北山に聞いてみるよ」
そういえば北山、一緒に散歩とか
あんまり病室出たがらないんだよなあ
俺が行く前は外普通に出てるくせに
河「頑張れよ、通い妻〜」
藤「妻って。さんきゅー」
いつもの時間になり河合のいる大部屋の病室を出た
男に惚れたなんて言っても引かないで
変わらない態度の河合
俺も特に抵抗がなかったけど
北山が男に興味なかったら
そろそろうざいだろうか
なんて考えることもあるけど
北山の病室の前着いてしまえばノックする
藤「北山〜入るよ〜」
返事も待たずにドアを開ければ
目に飛び込んできた
包帯だらけの北山。
藤「北山……？」
近付けば、寝息が聞こえた
あ、良かった
寝てるだけなのが分かり、とりあえず落ち着くが
あまりの怪我の多さに眉毛は下がったまま
北「う、うう……ハァハァッ」
藤「北山？どうしたっ…苦しいの？」
顔を歪めだす北山に問いかけても
うなされているだけか
夢の中の北山には届かず
苦しくなって
毛布を強く握る北山の手に
自分の手を重ねた
北「……はぁ…はぁ……」
藤「北山…」
なんで？
どこでこんな大怪我……
片腕には包帯が巻かれ包帯には薄っすらと血が滲み
足は骨折したのかギブスがつけられ
頭も包帯が巻かれ
顔や腕、至る所に痣や擦った跡
どっかから落ちた？
外出たのかな？
北「ううっ……！…」
藤「北山っ」
痛いよね、
ああ、俺に何か出来るかな
時たま悲しそうに俺をみるその目は
君の病気と関係あるのかな
何も知らないけど
君の笑顔はとても素敵だから
起きて、笑って欲しくて
藤「……」
その日、
北山は起きなかった
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puu(プロフ) - お返事と続編ありがとうございます！すれ違っちゃったのね、、。でもラブラブですね！この2人の再会シーンはどんな感じなんだろうと想像してみたんですが、思いつかない（笑）また構想ありましたら続編とか番外編お願いします！ (2019年12月28日 18時) (
レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - puuさん» コメントありがとうございます！お礼遅くなってごめんなさい。楽しんで頂けたら嬉しいです！ (2019年12月27日 17時) (レス) id: fc23db796f (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - この遠距離どうなっちゃうかハラハラしながら読んでました。最後まですれ違わなくて本当に良かった！もし構想ありましたら、このあと穏やかながらもラブラブな2人の話が読みたいです。 (2019年10月8日 8時) (レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - yokonana（nanaco）さん» はじめまして！嬉しいです〜〜、コメントありがとうございます。参考にさせて頂きます(*'▽'*) (2019年4月9日 8時) (レス) id: b58d4f2cac (このIDを非表示/違反報告)
yokonana（nanaco）(プロフ) - はじめまして(*^^*)よくありさんの小説見させて頂いてる者ですが、長編見たいなぁと思いコメント失礼致しました。この作品、とても好きです(*´∀`) (2019年4月9日 8時) (レス) id: da866a5801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あり
| 作成日時：2019年3月31日 3時
