EP 120 ページ22
ーー
ア「これは…聖なる雨ッ…」
そう。
それは女王が亡くなり、ここ何年も降らずにいた聖なる雨だった。
王の血を引くミラであったこそ、降らせることができたのだ。
「妖精の粉が降ってきた……妖精の粉が降ってきたぞーーッ！！！」
「何年ぶりかしらッ！！聖なる雨が降るなんてッ…！」
わぁぁあ〜ッ！と盛り上がる妖精達。
聖なる雨のおかげで体力が回復していく妖精。
漆黒の空にキラキラと降り注ぐ金の光。
バサッ…！
キラキラキラッ…
月光でキラキラと光る２つの羽。
艶やかな黒い髪が風に靡き、羽から出るキラキラと鳴る音色が夜空に響く。
ナ「綺麗…」
チ「すげェ…本当にミラなのか…？」
他の妖精達とは違い、王族の血筋で異彩を放つ姿に誰もが言葉を失った。
下にいる一味と妖精達は口を開けたまま、その姿に暫く見惚れていた。
ル「す、すッげェェエ〜ッ！おいミラッ！！お前妖精だったのかッ！！！すっげぇなッ！！！」
サ「目がッ！！あぁ！！クソッ！！美しすぎて俺の目が…見えねぇッ！なんて美しさだッ…！！」
ウ「これぞ神秘の芸術ってやつだッ！いや〜すげぇなッ！！」
エ「ったく…毎度毎度、予想外のことしやがる」
サボ「ミラには驚かされっぱなしだな 笑」
ブ「どなたか！どなたかカメラお持ちの方いらっしゃいませんか！！こんなシャッターチャンス二度とありませんよッ！」
フ「あの野郎…スーパーイカしてるぜッ！！」
しかし約1名、冷静な人物が…
ゾ「…だが妖精になったところでアイツらに勝てる根拠が出来たわけでもねェ」
サ「…なッ…てめェはまた空気の読めねぇことを…！お前はミラちゃんのあの姿を見てなんとも思わねぇのか、クソマリモッ！！」
ゾ「…っせぇなッ！！今重要なのはッんなことじゃねぇだろうがッ！」
目の前には複数の敵。
もうすでにすぐそこまで来ている。
ル「…そうだな、ゾロの言う通りだ。俺達が今相手にすんのはアイツらだッ！ミラの病気が治ったんなら思う存分暴れられるッ！ししし！笑」
一味の心につっかえていた何かがスッと取れていく。
戦っていいとわかった時の一味の目は真っ直ぐだった。
だが…
ロ 「待ってルフィ、ここは彼女に任せましょう」
皆より遅れて城から出てくる。
さっきまでミラと一緒にいたはずのロビン…何かしら知っているようだ。
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koi(プロフ) - 朱夏さん» ありがとうございます(o^^o) (2019年3月14日 22時) (
レス) id: 9a2a00ca5d (このIDを非表示/違反報告)
朱夏 - おもしろいです！目が離せない！更新頑張ってください！ (2019年3月14日 17時) (レス) id: aef72d6a48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2019年3月6日 20時
