EP 76 ページ27
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ル「おっ！ここなら届きそうだな！」
作戦を練っている間にも準備体操のように手をグルグルと回し始めるルフィ。
横にいたウソップとチョッパーも、嫌な予感…という顔をする。
案の定、腕をビヨーーーンとシャボン玉目掛けて伸ばす。
シャボン玉の正体もわからないまま、本当に命知らずな行動をとるルフィ。
ナ「バカッ！！あんたッもし割れたりでもしたらどうすんのよ！！！」
ウ「そ、そそそうだぞルフィッ！俺たちゃ島の真下にいるんだ！島が落っこちてきたりでもしたらッ…ぎゃぁぁあ〜ッ！」
ル「…？？大丈夫だぞ？ほら」
ルフィの伸ばした腕の先を見ると、見事にシャボン玉を通り抜けて中に入っている。
そして、戻ってきたルフィの手は何か不思議な実を掴んでいた。
ル「お！ラッキーッ！食いもんだ！！」
あ「ちょッ…ルフィ、よくわからないもの食べちゃダメだよッ…！」
そんな事をルフィが聞くわけもなく、いっただっきまーす！と口に入れようとした瞬間だった。
シュンッ…！と私とルフィの目の前を何かが通り過ぎていった。
そして手に持っていたはずの実が無くなっていた。
キラキラキラ…っとなる綺麗な音色が近くから聞こえてくる。
それは少し上の空から…
ウ「お、おいおい…まじかよ…」
ナ「本当に存在してたのね…」
あ「綺麗…」
私達と同じ背丈の羽の生えた人間。
羽を羽ばたかせ、宙に浮かび船を見下ろしている。
サ「で、で、出たぁぁあ〜♡！ぬぉぉお〜！♡美女♡妖精♡美女♡妖精♡美女♡妖精〜〜ッ！♡」
ブ「なんとも幻想的なお姿！！私、目が飛び出しそうです！あ、飛び出す目、ないんですけども〜ヨホホホ！」
ロ「不思議。妖精はてっきり小さいものだとばかり思っていたわ。私達と同じ大きさなのね」
エ「まぁ、伝説は大半が出鱈目さ」
驚く私達に冷たい顔をする妖精。
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作者名：koi | 作成日時：2019年2月17日 0時
