EP 75 ページ26
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春島を出て、4日目の早朝
日の出と共に船中に響く声。
ゾ「起きろお前らァ！島が見えたぞ！」
皆の目覚ましがわりとなった。
バァンッと勢いよく扉を開けたのはルフィだった。
ル「島ッ！！どこだ？！どこだ島！！」
キョロキョロと海を見渡すルフィ。
その後ろで眠そうに男部屋から出てくるウソップ達。
ダイニングからは朝食作り中のサンジとナミ、ロビン、私と続く。
ル「おいゾロ、島なんてどこにもねェぞ！？」
ウ「まさかまた寝ぼけてたんじゃねぇーだろうなァ？」
ゾ「誰が海にあるっつった。ちゃんと見ろ」
ナ「…ま、まさかッ…」
目線を海から空へと移す。
あ「あれは…一体…」
ふわふわと宙に浮かぶ巨大なシャボン玉。
その中に１つの島が入っていた。
その島もまたシャボン玉の中で浮いている。
ウ「なんじゃありゃあッ！！どうなってんだ！！？」
ル「スッゲェェエ〜！！浮いてる！島が浮いてるぞッ！！」
チ「なんでシャボン玉の中に入ってるんだッ？！」
あ「メルヘンチック〜♡」
驚きと好奇心を隠せない4人。
ワイワイと目を輝かせる。
その横では別の意味で目を輝かせる2人。
サ「ヌォォォ！ついに来たぞ！俺の第2のオールブルーッ！！」
ブ「ヨホホホ！私一度でいいから“こんにちは妖精さん”って言ってみたかったんです！それも今日叶うと思うとッ…！」
ウ「いやいやいや。ブルック、お前のその見た目じゃそれ言っても絵にならんぞ…。どんな夢持ってたんだよお前」
大人サイドは宙浮かぶ島までの行き方と上陸方法を冷静に考えている。
ナ「まずあの島までどうやって行くかが問題よね」
フ「クー・ド・バーストで試してみるかッ？」
ゾ「仮に行けたとしてもあの風船の塊みてェなあれはどうする」
ナ「…そうよね。硬かったり、弾かれたりでもしたら船が粉々になっちゃう…」
ロ「島を囲んでいるのにも訳がありそうね」
エ「謎が多すぎて何処から手をつけりゃあいいのかわからねぇな」
そうこうしているうちに船がティンク島の真下まできていた。
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作者名：koi | 作成日時：2019年2月17日 0時
