赤い星 妖怪学園Y 〜N遭〜

ノートの持ち主 ページ42

ゲスになっていたみんなは、ノートに書かれた名前を消しゴムで消すことによって元に戻ったらしい。

『あと一歩遅かったら君をハンバーグにしていたよマタロウくん』

「う、うん？」

ゲスノートは、元は後藤先生の物だった。

学生の頃、いじめられていた先生は、ノートに文句を書いていた。

そんな時、ノートが話を聞いてくれるようになり、ノートが、先生の唯一の友達になったのだという。

「全部こいつのせいだ！！」

ゲスノートが急に叫んだ。

いじめっ子と仲良くなった途端に捨てたと、ゲスノートは言う。

「裏切り者…裏切り者裏切り者裏切り者、裏切り者オオオオ！！！」


そして、ゲスノートが巨大化し始めた。

足が増え、[怨霊ゲスパイダー]になってしまったノートに向かって後藤先生は話しかけるが、それも無意味。

ゲスパイダーにふっ飛ばされてしまった。

「後藤先生！！」

「このやろう！！
暴れて人を傷つけるなんて、お前こそゲス野郎だぜ！！
針でブッ刺して標本にしてやる！！！」

『どういうこと？』

「飾る場所無さそうだけど」

『ツッコむとこずれてない？』

「お前の時間だ！！
バケーラ！！」


ジンペイがウォッチにバケーラのメダルを挿入し、紅丸に変身した。

私は…左腕を押さえ、白納を呼び出した。

戦闘！ゲスパイダー→←SOS

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