Can't Say Goodbye【1】

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千紗side



『吉野くん！よろしくお願いします』


北人｢……お願いします｣



なぜか川村くん？にご指名されて吉野くんがやってきた

この前少し話した以来だからちょっと緊張するけど……とにかく頑張らなきゃ



『じゃあ、始めていきますね』


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いや〜……樹くんといい、吉野くんといい、お顔整いすぎてない？！


樹くんは”綺麗”って感じだったけど、吉野くんはぱっちりお目目にぷにぷにほっぺだから”可愛い”かな




北人｢あの｣


『あっ、はい！なんでしょう！』


北人｢樹と、仲良いんですね｣


『あぁ、この前事務所で迷っちゃった時に案内してくださって、その時からいろいろお話させて頂いてるんです』


北人｢……迷ったんですか、｣


『わたし、極度の方向音痴なんです笑 』


北人｢…そうなんですね笑｣



……？

一瞬吉野くんの表情が曇った気がした





北人｢…小野さん俺と歳一緒だし、敬語じゃなくていいですよ｣


『え？同い年なんですか？』


北人｢え、っと、この前加藤さんに聞いて、｣



へぇ〜、吉野くん同い年なんだ

ほんとのこと言うと、年下かな？って思っちゃってた笑


だってこんな可愛い顔してるから……








《……ちゃんって、ほんと可愛い顔してるよね〜いいな〜可愛いな〜〜》



《だから、俺は男だってば！可愛いって言われても嬉しくない！》









え？


なに、今の記憶


わたし、と……誰？





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