�� ページ8
−陸side
陣｢なんなん…あいつええカモやったやん…｣
山彰｢5000万っすよ！？組長にバレたら…｣
陸｢親父には上手く言っておく｣
樹｢陸さん、太陽の丘ってなんすか？｣
運転している樹とルームミラー越しに目が合った。
その目は興味津々…というより探りをいれてるような目。
陸｢…俺さ、小学校までは遠くの田舎でお袋と住んでて｣
陣｢そうなん！？本邸にずっといたんちゃうん！？｣
陸｢色々事情があんの！んで、その時に通ってた小学校でヤクザの息子って事でみんなから避けられてて…｣
当たり前だけどそういう家庭とか言ってたわけじゃない。
だけど田舎の情報網は凄まじくて、噂はすぐに広まった。
それまで仲良かった友達全員が、｢お母さんが陸くんとは遊んじゃダメって言うから…｣と俺から離れていった。
陸｢でも1人だけ離れないでずっと一緒にいてくれた女の子がいたんだよね｣
山彰｢それがさっきのババアの娘ってわけ？｣
陸｢その通り｣
陣｢あのガキの頃の写真でよー分かったな｣
陸｢俺が彼女の誕生日に渡した髪飾りを着けたから…初恋だったんだよね…中学が別々になったからそれっきりだし、連絡先なんて知らないし…｣
陣｢プレゼントあげてるとかゾッコンやん！！今なんて彼女出来てもなーんにもやらんのに！！(爆笑)｣
陸｢当時は純粋だったの！！｣
樹｢もちろん探すんすよね？｣
陸｢うん、だから竜太達に連絡しておいて｣
樹｢了解っす｣
山彰｢見つけてどーすんの？売るの？｣
陣｢売るんか！？初恋の子を売るんか！？｣
陸｢まさか！彼女を守りたいから…｣
あのクソババアが約束を守るなんて保証はない。
もしかするとどこかで金を借りるのに彼女の名前を書くかもしれない…。
陸｢俺の嫁にする｣
｢｢｢はぁぁぁ！？！？！？｣｣｣
山彰｢なにアホな事言ってるん！？｣
陣｢せや！天然もここまでくると病気やで！？｣
樹｢さすがの俺も引きます｣
陸｢…彼女の素性を全部調べて、どんな些細なことでも全て報告させて｣
陣｢(こうなった陸さんは誰にも止められん…)｣
山彰｢(面倒なことになったぞ…)｣
樹｢(さて…どうやってこの暴走野郎を止めようか…)｣
陸｢止めようとしたって無駄だよ、俺が決めたことは絶対だからね｣
｢｢｢………はーい｣｣｣
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しをちゃ(プロフ) - 待ってました！嬉しくて踊ってます！嘘ですごめんなさい！でも嬉しいです！ (2021年4月29日 0時) (
レス) id: dc85e84606 (このIDを非表示/違反報告)
咲人(プロフ) - わー！！更新ありがとうございます泣 こちらの小説大好きなので更新されて嬉しいです泣 (2021年4月27日 13時) (レス) id: 0abd9b4149 (このIDを非表示/違反報告)
ミース - この作品めちゃ好みです！更新頑張ってください！＼(^o^)／ (2020年11月28日 8時) (レス) id: bbfb96cd5e (このIDを非表示/違反報告)
如月亜莉亜(プロフ) - はじめまして このお話やばいですめっちゃニヤニヤしちゃいます 更新楽しみにしてます！ (2020年7月7日 13時) (レス) id: cba40d4c9c (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - はじめまして、めちゃくちゃ読みたいタイプのお話過ぎて驚きつつニヤニヤ読んでます、、続き楽しみにしてます！ (2020年5月4日 14時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暖多 | 作成日時：2018年8月13日 22時
