【BTS】先生、治してくれる？

#手に負えない子【HS】 ページ19

【ﾎｿｸside】




ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ソユンちゃん走っちゃダメだって!!」



ｿﾕﾝ「ぐぅ先生が追いかけてくるもん!!」



ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ソユンちゃんが逃げるからでしょ!?」



ｿﾕﾝ「きゃー!!にげろー♪」



ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「あっ!?ちょっとソユンちゃん!!」







…何やってんだ。
ジョングク、完全に遊ばれてんじゃん。








ｼﾞﾝ「今日も騒がしいね(笑)」



ﾎｿｸ「安静にしててくれないと困るんですけど。」



ｼﾞﾝ「こうやって見たら、病気を抱えてるとは思えないな。」



ﾎｿｸ「ほんとですよ。」








ナースステーションでジンヒョンと話してる間にも
ジョングクがソユンを捕まえてやって来た。








ｿﾕﾝ「つかまっちゃった♪」



ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ソユンちゃん、なんで俺の顔見たら走るの!?」



ｿﾕﾝ「いひひっ♪」



ﾎｿｸ「ソユン、走っちゃダメだって先生とお約束しなかった？」



ｿﾕﾝ「だいじょーぶだよ、しんどくないもん。」



ｼﾞﾝ「走ったらしんどくなるんだよ(笑)」



ﾎｿｸ「昨日もお熱あったじゃん、しんどかったでしょ？」



ｿﾕﾝ「もうお熱ないっ。」



ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「えっ？ソユンちゃんまだ微熱あるじゃん。
　 だからお部屋で遊ぼうねって言ったよね？」



ｿﾕﾝ「…」



ｼﾞﾝ「ソユン、またお熱上がったらどうするの？」



ﾎｿｸ「そうだよ。お尻に注射したくないだろ？」



ｿﾕﾝ「…やだ!!」



ﾎｿｸ「だったらお熱上がらないようにお部屋にいてよ。」



ｿﾕﾝ「…」








遊びたい盛りに大人しくしろって言うのも酷だけど
結果的にはそれが、この子の命を守ることになる。

いくら可哀想でも…心を鬼にしなきゃいけない事だってあるんだ。








ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ソユンちゃん、お部屋戻るよ。」



ｿﾕﾝ「おねえちゃんは？」



ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「お姉ちゃん？」



ｼﾞﾝ「あぁ、Aちゃんのこと？そう言えば今日来ないね。」



ﾎｿｸ「昨日少し顔色悪かったんだよ、それが原因かな？」



ｿﾕﾝ「おねえちゃんに、これ渡したいの。」



ｼﾞﾝ「これソユンが作ったの？」



ｿﾕﾝ「うん!!」



ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「へぇ〜、上手に作ってるね。」



ﾎｿｸ「じゃあ、これは先生がAちゃんに渡しといてあげる。
　 だからソユンはお部屋で良い子にしててね。分かった？」



ｿﾕﾝ「はぁい。」






折り紙で作ったお花。
これを渡したくて、廊下をウロウロしてたのか…

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