#オトナの嘘【YG】 ページ14
【ﾕﾝｷﾞside】
ﾕﾝｷﾞ「入るぞ。」
A「…なに。」
ﾕﾝｷﾞ「さっき呼んだの聞こえなかった？」
A「え、呼んだの？」
普通に聞こえてなかっただけかよ。
ﾕﾝｷﾞ「具合悪いんだろ？」
A「いや、別に？普通だけど…」
ﾕﾝｷﾞ「だったら何でホソク先生に心配かけるんだよ。」
A「あぁ、具合が悪いんじゃなくてテンション下がっただけ。」
ﾕﾝｷﾞ「遊びに行ったのにテンション下がるわけ？」
A「…ソユンちゃんが熱あるんだって。」
ﾕﾝｷﾞ「ソユン？あぁ〜、Aに懐いてる子ね。
その子が熱出したからって、何でそんな落ち込むんだよ。」
A「ホソク先生が…“大丈夫”って言ったから…」
ﾕﾝｷﾞ「ならその言葉の通りなんじゃないの？」
A「先生たちの“大丈夫”は信じらんない。」
ﾕﾝｷﾞ「なんでだよ(笑)」
A「大丈夫じゃないのに、大丈夫だって言うから…」
きっと、大人に嫌というほど嘘をつかれて来たんだろう。
それがAや周りの子を安心させる為だったとしても
子供ってのは大人が思ってるより感も察しもいい。
その嘘に気付いてしまった時
こんな風に大人の言葉を信じられなくなる。
ﾕﾝｷﾞ「ホソク先生は嘘つくタイプじゃないだろ。」
A「そうだけど…」
ﾕﾝｷﾞ「それに、子供はすぐに熱を出す。
発作とかじゃないんだったら、そんな心配しなくてもいい。」
A「…」
俺はソユンって子の病状をこれっぽちも知らないのに
またこうやって、Aに嘘をつく大人の仲間入りだ。
ﾕﾝｷﾞ「あんまり考え過ぎるなよ。」
A「え、先生もう行くの？」
ﾕﾝｷﾞ「なに、いて欲しいの？」
A「そうじゃなくて…話があったんじゃないの？」
ﾕﾝｷﾞ「あぁ…これ以上テンション下げたら可哀想だから
また時間置いてからでいいよ、夕方また話しに来るから。」
A「今ので十分テンション下がりそうなんだけど…」
ﾕﾝｷﾞ「早い方がいいなら今話すけど？」
A「…夕方でお願いします。」
ﾕﾝｷﾞ「なら部屋に居ろよ、昼飯も残さず食べること。」
A「はいはい…」
顔色悪いって聞いて心配したけど
ただ落ち込んでただけみたいだな。
夕方には、また落ち込ませることになるけど。
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Mia - ヒロインの心の声が面白くって楽しんで読んでます！いつも更新ありがとうございます (2020年8月12日 21時) (
レス) id: 98e38f1df7 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ひなのさん» 後でもう一話更新します！ (2020年6月25日 19時) (レス) id: 5171ca276a (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - 今日もう更新ありませんかね？ (2020年6月25日 19時) (レス) id: d05a3451be (このIDを非表示/違反報告)
未来 - ですね！！ (2020年6月24日 16時) (レス) id: 59eb860125 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ぴさん» お返事ありがとうございます!!ユンギ先生とジン先生ですね、了解致しました^^これから更新していくお話の中に取り入れます♪ (2020年6月23日 19時) (レス) id: 5171ca276a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ORI
| 作成日時：2020年6月1日 20時
