･友の力は偉大だ ページ2
A「はぁぁ…」
ｽｼﾞ「久しぶりに来て溜め息？
何かあったの？連絡もしないで来るなんて。」
A「聞いてくれる？」
ｽｼﾞ「聞いて欲しいから来たんでしょ？」
A「そうだけど…やっぱり言えない…」
ｽｼﾞ「何それ。」
ｼﾞﾝさんにキスされた衝撃で
思わず連絡もせずにｽｼﾞの所へ来てしまった。
でも…冷静に考えればそんなこと言えるはずがなくて…
A「あ、そうだ。大事な話があるんだけど。」
ｽｼﾞ「うん、なに？」
代わりに、バタバタして報告出来ていなかった話を切り出す。
A「ｿﾖﾝさん、手術上手くいったの。順調に回復してる。」
ｽｼﾞ「そうなの!?え、それじゃあ…ｿｱちゃん…」
A「ｿﾖﾝさんの生活が落ち着いたら一緒に暮らせるの。」
ｽｼﾞ「そっか…そうなんだ…いや、ほんと良かったよ。
こんな言い方A達には悪いけど、やっぱり親子は一緒にいなきゃ。」
A「うん、そうだよね。」
ｽｼﾞ「って事はさぁ、豪邸での楽しい毎日も終わっちゃうのか。
でもまぁ、ｿﾖﾝさんだってすぐに回復出来ないでしょ？
あと数ヶ月くらい？今の贅沢な暮らしを堪能しときなよ。」
A「その事なんだけど…」
ｽｼﾞ「??」
A「近いうちに、ｿｱちゃんを施設に預けることになったの。」
ｽｼﾞ「はぁ!?なんで!?まさか、最後の最後に見捨てるつもり!?」
A「違うよ、そうじゃなくて…」
ｽｼﾞ「だったら何でそんな流れになるわけ!?」
A「ちゃんと話すから落ち着いて…」
こんな話されて、落ち着いていられる訳がないよね…
もちろんその成り行きをきちんと話せば
仕方が無いことだって、分かってくれたけど…
ｽｼﾞ「Aはそれでいいの？」
A「いいの、もう決めた事だから。
あの場所へ行くことは、私にとってもいい時間になると思うし。」
ｽｼﾞ「…ごめんね、A。」
A「何が？」
ｽｼﾞ「力になってあげられなくて…」
A「やめてよ、ｽｼﾞは十分助けてくれてるじゃん。
それに、この先私が頼りに出来るのはｽｼﾞだけなんだから。」
ｽｼﾞ「A…」
そうだよね…決して一人ぼっちになるんじゃない…
私にはいつも味方してくれる親友がいるんだもん。
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k.n(プロフ) - 久しぶりに読み直しましたが、やはりとっても素敵な絆ストーリーで大好きです。ペン卒されたとのことですが、この作品は消さずにとっておいて頂けたら幸いです。 (2023年3月10日 17時) (
レス) id: 1a3cfb96cd (このIDを非表示/違反報告)
鵜飼 - すっごく感動しました (2022年2月5日 23時) (レス) @page35 id: 57a295bc52 (このIDを非表示/違反報告)
xts9cp5sUjUGJbj(プロフ) - 今まで私が読んだ話の中で1番、絆の感動的なストーリーの中にほんのり甘い恋愛があって、甘すぎなくてとても読みやすくまさにどストライクなお話でした！！作者様が描くジンくん超好みです、ありがとうございます(?)番外編など気長に待ちながらこれからも応援してます！ (2021年9月28日 3時) (レス) id: a176559be4 (このIDを非表示/違反報告)
k.n(プロフ) - 何度読み返しても素敵なストーリーで、メンバーとの絆を感じます。それぞれの動きが『その人らしい』雰囲気で、恋愛恋愛してない感じが最後のジン君とのやりとりにグッときます。番外編気長に待ってます！ (2021年1月19日 15時) (レス) id: 1a3cfb96cd (このIDを非表示/違反報告)
Ako(プロフ) - 一夜で完結まで読み終えました。本当に本当にほーんとに面白かったです！！！！！！感動と悲しい気持ちとでわんわん泣きました笑続編とまではいかなくても番外編みたいなのをできたら作って欲しいです！！ジンくんとの恋仲でもみんなの日常的なものでも！！！ (2020年12月5日 7時) (レス) id: 1395fa2c8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ORI
| 作成日時：2020年5月17日 18時
