いろんな川村さん。(川村壱馬) (ページ45)

今日:19 hit、昨日:109 hit、合計:102,351 hit

・ページ45

「Aちゃん、、大丈夫？酔っ払っちゃったし俺の家に来る？」

勢いよく飛び出してきたAに先に近づいたのは裕也だった

「幼なじみ君も心配して探しに来てくれたみたいだけど、、彼氏の俺がいるから大丈夫だよね」

あいつがそう言うとAは俺の方を見た

「かずまくん、、」

このまま本当にあいつの所へ行ってしまうんじゃないかと思った

だけど、

「かずまくんとかえる、、」

Aはあいつの目を見てハッキリそう言った

俺は賭けに勝った

「、、、なんで？彼氏は俺だよ？」

「何しようとしたか、もう全部分かったから、、」

、、どういうこと？

「あの男の人と裕也くんで、私のこと、、」

よく見るとAの服は肩からはだけていて、身体を震わせながら言う姿を見れば、すぐに分かった

俺は居ても立っても居られなくなって、Aを自分の胸に引き寄せた

「ニ度とこいつの前に現れんな」

「チッ、、くそが」

裕也は人が変わったかのように暴言を吐き、店の中に入っていった