いろんな川村さん。(川村壱馬) (ページ42)

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"Aside"

「はぁ〜美味しかった！」

「よかった。、、ねえ、この後俺の行きつけの店に行かない？」

「あ、、この後予定があって、、」

そっか、、と落ち込む裕也くん。

そんな顔されたら、、

「でも、ちょっとだけなら、、行ってみたいな、、」

そして着いたのは、裕也くんの雰囲気からは想像もできない騒がしいクラブ街のBARだった。

一杯だけならとお酒を飲んで、壱馬くんに連絡しなきゃと携帯の画面を見ていると急に視界がクラクラし始めた

"奥の部屋に入れとけ"

そんな声が聞こえた気もしたけど、私は気を失っていた

目を覚まして驚いた。

ピンクのライトがチカチカ光る部屋のベッドの上だったから。

「だ、だれですか、、」

「あー、目覚ました？もーちょっとそこにいてね」

目の前の知らない男の人はそこを動くなと指示した

「あ、あの！、、裕也くんは、、どこですか」

そう聞くとその人はガシガシと頭をかきながら近づいてきて、私の前にしゃがみ込み

「もーすぐ来るから大人しくしてろ」

鋭い目に、冷たい声。

ゾワっと寒気がしたと同時にここは危険だと頭が認識した

逃げなきゃ、、