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「ありがとう」
壱馬の家に着き、出してくれたオレンジジュースを飲む
だいぶ身体はマシになってきていた
私の隣に壱馬が座る
「だから俺ん家来いって言うたやろ」
「、、こうなるって分かってたの、、?」
「いや、分からんけどなんかあってからじゃ遅いから」
壱馬みたいな幼なじみがいてくれて良かったと心から思った
「先輩、本気じゃなかったんだって。身体目当てだったんだって」
「っ、、そうか、、」
「はあ、男の人みんなあんな感じならもう恋なんて出来ないよ、、」
ため息をつくとポンと頭に壱馬の手が乗る
「俺にしとけば?」
「、、、えっ?」
あまりにも突然過ぎて頭が追いつかない
すると壱馬はふっと笑い
「冗談」
そう言った
「も、もう!からかわないでよ!」
「でもお前を傷つける奴は絶対許さんから」
「壱馬、、」
なんで今まで気付かなかったのか不思議
こんなにも大切にしてくれる人がこんなにも近くにいたのに。
「ん?なに」
「っ、な、なんにもない!!」
じっと見つめていたのがバレて目が合うも、いつも通りに出来ない
これ、、もしかして壱馬のこと、、
2人の恋が実るのはもう少し先の話…♡
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作者名:ysakamosan | 作成日時:2022年6月24日 23時