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「はい聖さん！」
未来ちゃんから小型のライトを受け取る。
『ありがとう未来ちゃん。はい、司くん口あけてね。』
「あ。」
素直に口を開き、ライトで喉の奥を照らす。うん、異常なし。
『もう閉じていいよ。これで診断は終了です。お疲れ様。』
「聖さん兄さんちゃんと元気なん？」
『ばっちり健康体です。』
「よかったー。」
へにゃへにゃと力無く笑う未来ちゃん。
そんな彼女を司くんは目をぱちくりとさせて見た。
「うん・・・俺がいない間未来のことを大分気にかけてくれたとは聞いたけど、うん、随分聖に懐いたね、未来。」
「いしし〜私聖さんみたいなお姉ちゃんずっとほしかったんよ。」
『ぇ、あはは、嬉しいなぁ。』
照れちゃうなぁ・・・。
「あーあー、聖さんが羽京くんとお付き合いしていなかったら、私全力で兄さんのこと聖さんにおしとったんになぁ。」
「え。」
『ぇ。』
「だって兄さんと聖さんが結婚してくれたら、聖さんは私のお姉ちゃんになるってことやろ？」
未来ちゃんの衝撃発言に思わず私達は固まる。
「なあなあ聖さん、羽京くんから兄さんに乗り替えん？」
「こら未来。」
『ぁ、あはは・・・ごめんなさい。あ！いや、司くんは素敵な子だとは思ってるけどそういう対象として見るなら私はもう羽京くんとしか考えられないというか。』
「いや、うん、わかっているよ。」
「兄さんフラれてもうた。」
「未来・・・。」
司くんは困った顔を浮かべて未来ちゃんを見た。
その光景を微笑ましく思っていれば司くんは私を見た。
「改めて、未来のこと、ありがとう・・・うん、なにか迷惑はかけていなかったかい？」
「失礼やな兄さん。」
『未来ちゃんはずっといい子だったよ。むしろたくさん助けてもらったのは私・・・。
私がいなかった間も、ずっと司くんのこと守っていてくれたんだよ？』
「うん・・・聞いた。ありがとう未来。」
「いしし〜。あ！そうやった！あんな聖さん！私この間みんなとたくさん漢方に使う薬草つんできたんよ！
その中にね、前聖さんが探してたっていってた花かもしれないやつみつけて・・・とにかく今それ持ってくるから待っとってな！！」
そう言って未来ちゃんは慌ただしく診療所を出ていった。
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まっちゃ(プロフ) - コメント失礼します！ネタバレになってしまうので内容は書けませんが、番外編、とても面白いです！これからも弥さんの無理のならない範囲で、更新頑張ってください！影ながらも応援しています！ (2021年4月18日 1時) (
レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
弥(プロフ) - わわわわわさん» 申し訳ありません。番外編のリクエストは受けつけていないんです。また番外編を書く機会があればぜひ書かせていただきます。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 28d3fee7a9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - 番外編のリクエストです。耳攻めされたと羽京がドS化したお願いします。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
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