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司くんが眠る洞穴に入る。
冷凍庫をあければ優しい顔で眠る司くんがいた。
貝のアクセサリーを握る手に未来ちゃんは石化装置を握らせ、その大きな手の上から自身の小さな手を被せた。
「ちょっとだけでもええ、最後にホントちょっとでも石化光線、光ってくれたら・・・！！」
そう願う未来ちゃんの手の上にさらに一回り大きな手が覆いかぶさった。
大樹くんだ。
「未来！！全力で握りしめておくんだ、兄さんの手を！！」
「なるほど、めっぽう激しく装置に押しつければほんのわずかな光でも効き目があるかもしれん！」
「気休めすぎんだろんなもん。」
大樹くんとコハクちゃんが未来ちゃんの手の上からぎゅううっと手を握った。
馬鹿力２人に握られ未来ちゃんの顔が少し歪んだ。
「潰れちゃう潰れちゃう未来ちゃんの手が！」
慌てて南ちゃんが止めに入ったが未来ちゃんがそれを静止した。
「潰れてええよ、私の手なんか、もしかしてでも兄さんが生き返れるなら・・・！！」
『・・・そうね。』
私も未来ちゃんたちの手に自分の手を重ねた。
「気休めでもやらねえよりゃマシか、クククこれで俺も石化に巻き込まれりゃケガもヒビも消えて合理的だしな。」
千空くんの手が重なる。
「ケータイとかひげ剃りとかも、充電切れても一回切ってつけるとほんっっの一瞬だけピクッと動いたりするしね〜♪」
ゲンくんの手が重なった。
周りの皆も手を重ねていく。
『あはは、これだけ握られればきっと大丈夫だよ未来ちゃん。』
「うんっ！」
他の皆も見守る中、私達は石化装置を発動させた。
『「１ｍ１second・・・！！」』
石化装置が微かに光り、司くんの体を包み込み石化していく。
よし！！ちゃんと発動してくれた！！
『復活液・・・！！！』
すかさず千空くんが石化した司くんに復活液をかける。
彼の体についた霜と共に石化は解け、氷月くんにやられた傷が塞がれていくのがわかる。
『司くん・・・？』
そう声をかければ、長いまつげが動き、そしてゆっくりと目を開いた。
まっすぐとした力強い眼差しが私たちをとらえた。
「未来・・・。」
「兄さん・・・！！」
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まっちゃ(プロフ) - コメント失礼します！ネタバレになってしまうので内容は書けませんが、番外編、とても面白いです！これからも弥さんの無理のならない範囲で、更新頑張ってください！影ながらも応援しています！ (2021年4月18日 1時) (
レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
弥(プロフ) - わわわわわさん» 申し訳ありません。番外編のリクエストは受けつけていないんです。また番外編を書く機会があればぜひ書かせていただきます。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 28d3fee7a9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - 番外編のリクエストです。耳攻めされたと羽京がドS化したお願いします。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
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