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 『・・・』

  目を開く

  私は頬を濡らしていた

 「!雪代殿!」

  私を看ていてくれたバジルさんが私の名前を呼んだ

 『・・・』

  まだ戦闘を続けている彼を見る


 『・・・六道さん・・・』

  なぜあの人達が六道さんをこんなにも思っているのか分かった


  六道さん・・・あなたは


 「死ね!」

  マーモンさんのマントに喰われた六道さん

 「ああ!!」

 「骸さん!」

 「・・・!!」


 『・・・六道さん・・・あなたは』


  蓮の花がマントを突き破る


 「堕ちろ、そして巡れ」



  優しい


  二つのハーフボンゴレリングを手にする六道さん


 「バカな!あのマーモンが・・・!!」



 「勝った・・・」

 「圧倒的だぞ・・・」

  彼の勝利に黒曜の二人は嬉しそうな顔をする


 「このリングを1つに合わせるのですね?」

 「は・・・はい・・・」


 「まだだよ!!!」

  霧が一カ所に集まりマーモンさんの姿が現れる

 「ハァ・・・ハァ・・・少し遊んでやれば図に乗りやがって!!

  ハァ・・・ハァ・・・僕の力はまだまだこんなものでは・・・!・・・!?」

 「ご存知ですよね?」

 「!!」

 「幻覚を幻覚で返されたという事は

  知覚のコントロール権を完全に奪われた事を示している」

 「!!?」

  マーモンさんの蛇が彼の首を絞める

 「グゲッやめろ!ファンタズマ!!」

 「さあ力とやらをみせてもらいましょうか?


  さあ」

  床が大きく崩れる

 『きゃああ!!』

 「落ちる−!」

 「おっと!」

  あ、あの人私達まで落とす気ですか!?

  彼を見るととても愉快そうに嗤っていた


 「クハハハハ!!どうですか?アルコバレーノ僕の世界は!!」


  彼がマーモンさんの口から中に入る

 「んぷっ」

  ボコボコと大きく膨れ上がり苦しむマーモンさん

 「ンムーッ!!!」


 『ひっ・・・!』

  あまりの光景に目を覆う

  耳を塞ぐことは出来ずマーモンさんの苦痛の叫びが響く

 「ムムム!!!やめろ!死ぬっ!死ぬ〜!!」


 「君の敗因はただ一つ、僕が相手だったことです」


  爆発する音がした


  そっと手を放し目を開く

  幻覚は消え、そこにはいつもの体育館が

  しかしマーモンさんの姿はなく、フィールドに立っているのは六道さんだけだった



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うなり(プロフ) - 久々にリボーンの作品で面白い作品を見つけました(^o^)楽しみにしてます、ゆっくりがんばってください (2018年5月19日 17時) (レス) id: 9f35692276 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 続々編おめでとう!ほんとに更新早い!応援してますよ〜。 (2018年5月14日 22時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
彩月(プロフ) - 初めまして!続編おめでとうございます! 因みに私もテストでヤバいです(;゜0゜) テストお互いに頑張りましょう! 更新頑張ってください (2018年5月13日 15時) (レス) id: fcd32d35a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫苑 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年5月13日 15時

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