第10話○ ページ10
「へえ！そんなことがあったんだ！
三ツ谷かっこいいじゃん！」
昨日あった出来事を
親友であるサクに学校で話す。
サクは笑顔で机に肘をつけながら話を聞いてくれた。
サク「それで？忘れられないんだ？」
サクにはなんでもお見通しのようだ。
私はうんともすんとも言わず、
プイッとサクから目を逸らした。
サク「ビンゴだ」
「…忘れなきゃいけないのに…いつまでも叶わない恋してるの辛いよ」
そう言って机にうなだれた。
サク「そうだ、A。合コン行こう！」
私は驚いて飛び起きた。
「…なんでそうなるの？」
サク「昔の恋を忘れるには、新しい恋をするしかない！」
サクは自信満々に、目をキラキラ光らせてそういった。
私はサクに疑いの目を向ける。
「サクさぁ…それ自分が行きたいだけだよね？」
サクは驚いて肩がビクッとなっている。
ギクっという効果音が聞こえた気がした
サク「あはは…実は近々合コンがあるんだけどさ。人数足りないんだ…」
そういうと、サクは両手を合わせる。
サク「お願い！合コン参加してください！」
どうしよう…と悩んでいると、
急に私たちが話している机に割り込む人物がいた。
…三ツ谷くんだ。
三ツ谷「なんの話してんだよ」
思いっきり不機嫌そうな表情している。
サクも私も突然現れたことに驚く。
サク「三ツ谷には関係ないじゃん！」
三ツ谷「なんだよ、合コンって」
サク「なんの話してたかわかってんじゃん！」
サクも慌てているが、
なぜか私も内心焦っていた。
…って、なんで焦ってるんだ。
三ツ谷「行かないよな？A」
見るからに機嫌が悪そうだけど、表情は笑顔で…
あ「み、三ツ谷くんに関係ないじゃん」
咄嗟に出た言葉はびっくりするほど可愛くない言葉。
どうして素直に言えないんだろう。
三ツ谷「関係ないってなんだよ」
…三ツ谷くんのその言葉に少し違和感を覚える。
関係ないっていうのは本当だよね
だって三ツ谷くんはしのぶちゃんと付き合ってるんだから
ふつふつとしのぶちゃんの勝ち誇った笑顔を思い出して、
イライラしてしまう。
あ「わ、私合コン行く！！！彼氏欲しいもん！」
言った後にはっとする。
そして冷静になり、サクと三ツ谷くんの顔を見ると驚いていた…
私…
…好きな人の前で何言ってんだああああ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1238人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
睦月 - はじめまして！小説読ませて頂きました。面白かったです(*^^*)続きが早く見たいです（笑） (2022年4月2日 21時) (
レス) id: 3944e3eebe (このIDを非表示/違反報告)
みつ(プロフ) - 三ツ谷くんと同じくらいナオヤくん好きなので嬉しい展開､､､🥺続き気になりすぎます〜！ (2021年10月10日 23時) (レス) id: 241391126f (このIDを非表示/違反報告)
常時眠い人 - じ、人類の不器用代表…どうなるんだろうw更新楽しみに待ってます (2021年9月23日 15時) (レス) @page18 id: 7c01fc8068 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - 小川優さん» コメントありがとうございます！！そういっていただけて嬉しくて、私がニヤニヤしてしまいますニヤニヤしてしまいます！（笑）実はナホヤくんも好きで挟まれたいという願望から書き書きしてます！これからもよろしくお願いします！ (2021年9月20日 19時) (レス) id: f8afc1b549 (このIDを非表示/違反報告)
小川優(プロフ) - ニヤニヤが止まらないです!笑笑 ナホヤ君がカッコ良すぎてツラい (2021年9月19日 13時) (レス) id: 1ba1957d47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさ | 作成日時：2021年9月7日 1時
