第5話○ ページ5
『勘違いされたらダメなの？』
三ツ谷くんの言葉がふっと頭をよぎる。
…誰が誰に言ってんのよ。
私がどんな思いしているかも分からず、
理由も言わずに…
振った理由は少し検討がついている。
？「きゃ〜！三ツ谷もいるじゃん！」
甘ったるい声が教室中に響き渡る。
声のする方を見ると、
その女が三ツ谷くんに抱きついている。
三ツ谷「お、しのぶじゃん」
今三ツ谷くんに抱きついている女の子はしのぶちゃん、
中学校も一緒で、
私たちが別れてから三谷くんへのスキンシップがすごい。
…付き合ってるんだろうなあ。
抱きつかれてる三ツ谷君も満更でもなさそうだし、(A目線)
すごくモヤモヤするけど、
モヤモヤ下ってどうしようもないことは明白で。
私は三ツ谷くんにとって関係のない人なんだから。
極力2人の方を見ないようにする。
？「あっれ？Aと三ツ谷もこの学校だったんだ」
驚いて振り返ると、
そこには、常に笑顔の河田ナホヤ君がいた、
通称スマイリー
あ「久しぶりだね」
ナホヤ「ほんとだなぁ。A、三ツ谷と別れてから東卍に顔ださねぇんだもん。」
あ「別れても行くってやばくない？」
今は東卍もなくなったっって聞いたけど…
実際はどうなんだろう。
そういうと、ナホヤくんが少し考えてから、
私に顔をグッと寄せてくる。
ナホヤ「俺はスッゲェ会いたかったけど？」
その言葉にドキッとし、
思わず近くにある顔に驚いて目が見開く。
私の表情を見て、
ナホヤくんはふっとさらに微笑んだ。
三ツ谷「ずいぶん楽しそうだな？スマイリー？」
そんな私たちの間に三ツ谷くんは無理矢理入り込んでくる。
…そんな三ツ谷くんの腰にはしっかりしのぶちゃんがくっつている。
ナホヤ「そんな怖い顔すんなって！ところで腰にくっついてるのは新しい女？」
三ツ谷「そんなんじゃ…」
しのぶ「そうなのぉ〜！しのぶって言います！よろしく」
三ツ谷「あのなあ…」
三ツ谷くんがそう言い始めたところで、
チャイムが鳴った。
…やっぱり付き合ってたんだ。
落ち込んでいる私の元に、追い討ちをかけるように
しのぶちゃんは私に微笑み、席へと戻った。
まるで私の勝ちとでも言うように。
ーーーーーーーーーーーーーーー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1238人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
睦月 - はじめまして！小説読ませて頂きました。面白かったです(*^^*)続きが早く見たいです（笑） (2022年4月2日 21時) (
レス) id: 3944e3eebe (このIDを非表示/違反報告)
みつ(プロフ) - 三ツ谷くんと同じくらいナオヤくん好きなので嬉しい展開､､､🥺続き気になりすぎます〜！ (2021年10月10日 23時) (レス) id: 241391126f (このIDを非表示/違反報告)
常時眠い人 - じ、人類の不器用代表…どうなるんだろうw更新楽しみに待ってます (2021年9月23日 15時) (レス) @page18 id: 7c01fc8068 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - 小川優さん» コメントありがとうございます！！そういっていただけて嬉しくて、私がニヤニヤしてしまいますニヤニヤしてしまいます！（笑）実はナホヤくんも好きで挟まれたいという願望から書き書きしてます！これからもよろしくお願いします！ (2021年9月20日 19時) (レス) id: f8afc1b549 (このIDを非表示/違反報告)
小川優(プロフ) - ニヤニヤが止まらないです!笑笑 ナホヤ君がカッコ良すぎてツラい (2021年9月19日 13時) (レス) id: 1ba1957d47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさ | 作成日時：2021年9月7日 1時
