第16話○ ページ16
ナホヤ「三ツ谷といつも一緒じゃねぇの？」
あ「もう別れたんだけど。からかってるの？」
ナホヤくんは常に笑顔だから表情の変化がわかりにくいけど、今のはからかってる表情だ。
なんて思いながら隣で並んで帰る。
ナホヤ「でもまだ好きなんだろ？」
そう言われて、驚くより、やっぱりナホヤくんにはわかってたか。という納得する。
中学の時から、何かと三ツ谷くんのことは相談してた相手だった。
喧嘩した時とか、嫉妬しちゃった時とか、
とにかくナホヤくんはなんでも聞いてくれて、
なんやかんや解決してた。
そして何より私の様子が変だったらすぐに声かけてくれる。
何かとぶっ飛んでるけど、いい人。
でも別れてからは全く会ってなかったし、
同じ高校だというのもびっくりだったんだけど。
ナホヤ「Aが目合わさずに無視するときは図星だ」
あ「なんでナホヤくんにはわかっちゃうんだろうなあ」
ナホヤ「はは、なんでだと思う？」
そう言われ、真剣に考えてみる。
あ「…エスパー？」
ナホヤ「なんだそりゃ」
常に笑顔のナホヤくんが爆笑している。
久々に見たなあ、ナホヤくんのその顔
そして今日あった出来事をナホヤくんに話す。
『別れたくて別れたんじゃない』って言ってたことも。
ナホヤ「三ツ谷がそんなことを？」
あ「うん」
ナホヤ「ふ〜ん。でもそれそのままにしといたら、言葉の意味とかわからんくね？」
あ「どういうこと？」
ナホヤ「Aはその言葉の意味がわかんねーんだろ？じゃあ、ちゃんと話あわねぇとな」
そう言ってナホヤくんはこっちを見た。
ナホヤ「だってまだ好きなんだろ？」
私は少し間を開けながらも、
首を縦にふる。
その時、ナホヤくんはさらにニコッと笑った。
ナホヤ「ふ〜ん。ほい、家着いた」
気づけば私の家の前だった。
あ「そういえば三ツ谷くんと喧嘩した時とかも、よく送ってくれたよね」
懐かしいなあ、なんて思いながら少し笑う。
ナホヤ「またいつでも送るぜ」
あ「いつもごめんね。ありがとう」
私がそう言っている間にも
ナホヤ君は背を向けて手を振っていた。
ナホヤくんの去り方はいつもこう。
少しナホヤくんと話してスッキリしたなあ。
明日学校行った時、
三ツ谷くんの行った言葉の意味…
聞いてみようかな。
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睦月 - はじめまして！小説読ませて頂きました。面白かったです(*^^*)続きが早く見たいです（笑） (2022年4月2日 21時) (
レス) id: 3944e3eebe (このIDを非表示/違反報告)
みつ(プロフ) - 三ツ谷くんと同じくらいナオヤくん好きなので嬉しい展開､､､🥺続き気になりすぎます〜！ (2021年10月10日 23時) (レス) id: 241391126f (このIDを非表示/違反報告)
常時眠い人 - じ、人類の不器用代表…どうなるんだろうw更新楽しみに待ってます (2021年9月23日 15時) (レス) @page18 id: 7c01fc8068 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - 小川優さん» コメントありがとうございます！！そういっていただけて嬉しくて、私がニヤニヤしてしまいますニヤニヤしてしまいます！（笑）実はナホヤくんも好きで挟まれたいという願望から書き書きしてます！これからもよろしくお願いします！ (2021年9月20日 19時) (レス) id: f8afc1b549 (このIDを非表示/違反報告)
小川優(プロフ) - ニヤニヤが止まらないです!笑笑 ナホヤ君がカッコ良すぎてツラい (2021年9月19日 13時) (レス) id: 1ba1957d47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさ | 作成日時：2021年9月7日 1時
