キャラメルソルト・シュガー (ページ7)

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撮影が終わり、皆はロケバスに向かうけど

私だけはタクシーへ。

佐久間「ええっ！？
A行けないの！マジ？！」

阿部「前回天候不良で伸びたロケだっけ？」

『うん。タイミングがアレだよねぇ、こればかりは仕方が無いから私の分まで喋ってきてね佐久間くん』

佐久間「任せんさい！」

本当はロケなんて無いけど、まさか病院行くからなんて言ったら理由を問われるに決まってる。

骨をやった理由は私のドジ、ということでマネと話はついているのだ。雑な理由だけど。

『はーい、頑張ってきてね〜、、

どうしたの、康二』

バスに乗り込むみんなのお見送りをしていると康二くんが入口で足を止めた。

何か言いたげに私を見るけど、後のふっかさんに早く行けとつつかれている。

康二「⋯⋯や！なんもないで！Aの分まで頑張ってくるわ！」

深澤「早く乗れよ！詰まってんだよ後ろが！」

『ありがと〜』

笑顔の康二くんとハイタッチ。

ついでにふっかさんとも。

佐久間「絶対に、絶対に迎えに来るからなぁ！待ってろよ！！」

『うっさいな(笑)感動のお別れじゃないんだから静かに行ってよ！』

10人を乗せたバスを見送ると、

タイミングよくタクシーが到着した。

『〇〇病院までお願いします』