Keep holding my hand . (ページ3)

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[水瀬、まだ海人といるなら危ないかも。何かあったら言ってね]

宮近くんからそんな連絡が来たのは数十分前だった。

そして私は今うみくんとホテルにいる。

ベットの上にいるのはまだ服は着ているわたしとそんな私を上から覆いかぶさるようにいるうみくんだけだ。

そんな状況でも私は無表情だったみたいで

「ねえ、水瀬ちゃん、、喜ぶか泣くかとかないの、？俺とこんな状況で拒絶しないわけ、？」

少しうみくんが泣きそうになりそうな顔で見つめてくる。

彼はきっといろんな人とこういう経験をしてる。だって誘いからさっきからなれてるもん。

松倉くんならこういう時なんて言うんだろう。あの優しさと言葉でなんて伝えるんだろう。

「泣くも喜ぶもないよ。きっとうみくんはいろんな人をその瞳で見てきたんだね。」

できるだけうみくんの心が傷まないように、言葉を選んだ。

人は遊びたくなるものだしでもいつしかそれは悲しくなるのも当然なはずなの。だからそれを拒否するなんてできない。

うみくんの頬には涙が伝っていた。するとふわっと彼の甘い香水の匂いがする。

「ごめん、ごめん水瀬ちゃん、お願い今だけはこうさせて。」

私は拒否することもできずに彼の肩をポンポンとしながら泣けるなら泣いたほうがいいよ。と彼を抱きしめていた。