私の後悔 ページ16
…
私の動揺は収まる事を知らなかったが、そんなことお構い無しに咲桜はやってきた。
私は、もうほんとにかぶりつくような速さでマンションのドアを開けたし、咲桜はその私の勢いにちょっと驚いていた。
でも……
その咲桜の驚きを上回って私は驚きに苛まれていた。
『……咲桜…?』
…咲桜は私と一緒に仕事していた頃よりもずっと痩せ細って、あんなに濃かったメイクはナチュラル…いや、してないんじゃないかってぐらいに薄かった。
これが、男ウケのためにメイクを薄くしたとは到底思えなかった。
私は咲桜にあの頃の自分を重ねてしまった。
前の会社をやめた時を…
咲桜『A…久しぶり。』
咲桜は弱々しく笑った。
あんなに男狩りが趣味ってほど、男好きで
いつもバッチリメイクして、バッチリ服も決めて……あの頃の面影は…まるでない
咲桜『A…元気そうだね。良かった』
なんでだろう。
咲桜が今にもなきそうだ
私も…泣きそう
『咲桜は……今、どうしてるの?』
…正直、聞くことが怖かった
なんて返されるんだろうって。
幸せ…じゃなさそうなことは一目瞭然だし……だからといってなんと聞けばいいんだと、ずっと自問自答を繰り返していた。
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ぷよ(プロフ) - ずなさん» ありがとうございます! これからも更新頑張って行きたいと思います!! (2019年8月23日 23時) (レス) id: aad1c9c746 (このIDを非表示/違反報告)
ずな(プロフ) - 続編おめでとうございます!流星くんらしさがとても好きです、楽しみにしてます! (2019年8月15日 21時) (レス) id: 4a771cb855 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷよ | 作成日時:2019年8月15日 1時