17・最終試験開始 ページ16
『皆様、長らくお待たせいたしました。
間もなく最終試験会場に到着します。』
船内放送が流れて、ボク達は豪華絢爛なホテルの屋上に着いた。
どうやらこのホテルは決勝が終了するまでボク達の貸し切りらしい。
そして、第4次試験から3日たって。
ボク達受験者は大きな広間に集まっていた。
最終試験は、1対1のトーナメント形式。
……よく覚えてる。
「その組み合わせは……こうじゃ！」
ネテロ会長がボードに掛かっていた布を取る。
さて、ボクの相手は…………。
「……は？」
思わず小さく声が出てしまった。
それでも目の前の光景は変わらない。
ボクの相手は……ヒソカか、クラピカ。
ヒソカとクラピカの、負けた方が相手だ。
……詰んだーっ！？
やばいやばいやばい。
クラピカが相手だったら自分から負けにいく。
ヒソカが相手だったら多分おそらくきっと負ける。
どう考えても詰みです、ありがとうございます。
って違う！！
混乱しているボクをおいて、会長の説明は始まった。
「さて、最終試験のクリア条件だが。
単純明快、たった1勝で合格である！」
うん知ってた。
「つまりこのトーナメントは、勝った者が抜けていき、負けた者が上に登っていくシステム！
この表の頂点は不合格を意味する訳だ。
もう、おわかりかな？」
うん分かってた。
もうやだ、泣きたい……。
その時、忍者さんが口を開いた。
「要するに、不合格はたった1人って事か。」
「さよう。
しかも、誰にでも2回以上の機会が与えられている。
何か質問は？」
ボク、404番と戦いたくないって言いましたよねー！
って言いたいのをぐっと堪える。
すると、体格のいいおじさんが言う。
「組み合わせが公平でない理由は？」
「ふむ、当然の疑問じゃな。」
話を聞くと、成績のいい人はチャンスが多いって事らしい。
チャンス3回って多いかな、少ないかな。
「それって納得できないな。
もっと詳しく点数の付け方とか教えてよ。」
どこか不満げなキルアが説明を求めた。
求めたんだけど、会長は考える素振りも見せなかった。
「ダメじゃ。」
「なんでだよ！」
「いや、そういうのって普通は極秘事項じゃない？」
思わず口を出してしまったが、まぁいいや。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星咲夜空@スマホ(プロフ) - 白瀬さん» 別アカから失礼します。返信遅くなって申し訳ありません！文字数制限やモチベーションと戦いつつ頑張ります！コメントありがとうございました！ (2019年11月7日 21時) (
レス) id: 2efeb2cec1 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬 - とっても読みやすいです。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年8月22日 1時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
星咲夜空(プロフ) - 気まぐれ猫さん» あー､それはちょっと難しいですね｡そうなると台本書きになってしまうし､意外と文字数を使うので…｡でも､誰が喋っているのか分かりにくい個所は何個かありますね｡後々直していこうと思います｡感想とアドバイスコメントをありがとうございました！頑張ります！ (2019年1月12日 12時) (レス) id: b950053151 (このIDを非表示/違反報告)
気まぐれ猫(プロフ) - 面白いです！出来れ場ですけど「」の前に誰が喋ってるか書いてくれると嬉しいです！更新頑張って下さい！！ (2019年1月11日 21時) (レス) id: 5edabe2416 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
