純情 ページ15
特に何もすることなく時間は過ぎる
とってもとっても無駄な時間だった
テレビを付けたり空っぽの冷蔵庫を開けたり何となく机を拭いたり
夕日が見え始めた頃、インターフォンが鳴った
誰？死柄木？
考えながら、渋々ドアの近くまで足を運ぶ
一度深く息を吸う
「はい」
そう言って玄関を開けると、尖らした髪の彼がいた
「テメェ何してやがる」
赤い目でこちらをにらんでくる
「爆豪か、雄英に受けに行ってたんでしょ
きっと受かってるよ、おめでとう」
思ってもないことをスラスラと述べ、じゃあと言ってドアを閉めようとする
「そんな事言われるために来たんじゃねぇよクソが！」
バンと音をたてながら閉めかけのドアをこじ開けるように掴んで引っ張った
そして廊下を見る
彼は驚いた顔をしてこちらを見ていた
･･･いや、正確には廊下を方なんだが
後ろを振り返ると丁度親の仏壇がある部屋のドアが開いていた
昨日黒霧が来たとき閉めるの忘れてたなぁ
「用がないなら帰ってもらうけど
それともアレが気になるかな？」
僕が淡々と話すと爆豪は鬼のような顔をして怒鳴るように言った
「テメェが受験してねっつーのを先生から聞いた
どういうことだァ…？”無個性”っつーのはマジで情けねェ奴しかいねぇんだな！」
「勝手に熱くならないで」
冷たい目をして言った
「そう、僕は無個性だよ
正確も普通で運動神経も普通
ヒーローにも憧れていないただの少年
そんな”ただの無個性”にかまってる時間すらもったいないと思うよ、僕は」
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夜桜瑠奈(プロフ) - スノーだるまさん» あ、ほんとですね…！ご指摘ありがとうございます！変更しておきます！ (2017年11月3日 20時) (
レス) id: 916f6525ff (このIDを非表示/違反報告)
スノーだるま(プロフ) - 3話目…個性は崩壊じゃないですか？ (2017年11月3日 20時) (レス) id: 1023204a37 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜瑠奈(プロフ) - かぁびぃ(駄作者)さん» 感じ取って、ですね(汗)こちらこそこの作品を最後まで呼んでいただき感謝！超絶感謝！です！ (2017年10月31日 19時) (レス) id: f4986fab66 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜瑠奈(プロフ) - かぁびぃ(駄作者)さん» ご愛読ありがとうございました！全体的に意味分からん文章になってしまった…と少し後悔しておりましたが、素敵な作品と言っていただき何とか伝わってる！と喜んでおります(笑)私の体験談も交えたりしていたので…何か感じ取った下さったのか、と震えてしまいました(笑) (2017年10月31日 19時) (レス) id: f4986fab66 (このIDを非表示/違反報告)
かぁびぃ(駄作者)(プロフ) - 完結おめでとうございます！意味深な終わり方で、その後を色々と想像させられる素敵な作品でした！最後まで丁寧な文で読みやすく、心に何か囁きかけるものがあってしんみりしました。素敵な作品をありがとうございました！ (2017年10月31日 18時) (携帯から) (レス) id: 87e86307e6 (このIDを非表示/違反報告)
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