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Aside
浅「まぁ、そこに座ってくれ。」
結局本校舎まで連れてこられちまった…。ここは「会議室」らしい。途中で逃げようと思えば逃げれたけど魔法のことをバラすわけにはいかない。相手は浅野。ちょっとでも不審な動きをすれば勘付かれてもおかしくない。取り敢えず警戒しながらもソファーに座る。
夜『生徒会長さんは座らないの？』
浅「ああ、僕は…。」
浅野がこっちに向かってくる。逃げないと。立ち上がろうとすると額を押された。これじゃ立ち上がれない。しょうがないからソファーの背もたれをつかんで宙返りを…出来なかった。
浅野が手足をホールドする方が早かった。…逃げられない。
浅「体勢を崩されても逃げようとするとは。流石だ。だけど君が座った時点で勝負はついてたようだね。」
座ると初動が遅れる。やられた。
浅「じゃあ質問地答えてもらおう。答えないならどうなるか…分かるね？」
夜『さぁ？分かんないね。』
殴る？蹴る？ナイフで切りつける？どれも私には簡単に避けられるし、逆に私に有利になる。
浅「この状態でもかなり強気だな。だが…それもどこまで続くかな。」
浅野が右手をどかす。左手が空いたのでいつでも攻撃をさばけるよう構えた。だけど浅野がやったことは殴るでも切りつけるでもなかった。服の上から指で体をなぞってきた。
夜『っ……！』
浅「確かに反応は小さいが我慢してるのがバレバレだ。君に暴力は通用しない。こちらの方が効果があるのだろう？」
なん年ぶりに感じただろう。さっと血の気の引く感覚。魔法薬もない、突き飛ばすこともできない。
…逃げ道がない。
夜『なんで分かった？ここまで順調にいくって。』
浅「簡単なことだ。赤羽に抱きつかれてる時、少し不満そうだったが突き飛ばしたりはしなかった。いや、突きとばせなかったと考えるのが妥当だ。なら僕がこうしても突きとばせない。代わりに君はポケットに手を入れた。そこに何か打開できるものが入ってるのはそれで分かる。そして赤羽は続けると言って君は逃げようとした。そこから君の弱点がわかる。では今度は君の番だ。君は高校に進学しないそうだな。勉強は僕よりできる上、身体能力も高いのに、何故だ？」
幻想郷に帰るから、とは言えない。
夜『それには答えることはできない。』
浅「ほう。ではE組に何がある。君達の成長の仕方は異常だ。何かあるのだろう。」
夜『それにも答えることは出来ない。』
浅「ほう。まだ答える気はないか。」
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桜 - はい。 (2019年4月29日 20時) (
レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 桜さん» お褒めの言葉、ありがとうございます。更新ペース遅いですが楽しみにしていてください。 (2019年4月16日 5時) (レス) id: 95579c86a7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 凄い編集能力ですね！この後どうなるのかなぁ (2019年4月15日 19時) (レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2019年3月31日 11時
