人間のようで何処か異質な〔夜狐〕 ページ12
「んー、よく寝たなぁ。?ああ、おはよう、大蛇丸」
その女は誰もいない森で寝ていた相棒の白蛇を枕に。
「暇だねーねぇ、大蛇丸?折角ならそこにある村に行ってみようよ!お姉ちゃんにも会えるかもだし」
そう女は姉を−月影桜歌を探していた。昔、政府から逃げた時に姉とは別れてしまったのだ。今は姉が憎き政府にいると聞いて救い出そうと必死だ
彼女が村に降りると「災鬼は高貴なり」と書かれた掲示板があった
「ふーん、ちゃんと仕事してんじゃんあいつ」
そう言い、彼女は仲間を褒めた。何を隠そう彼女は災鬼であった。今は人間に化けているためまずバレることは無いため堂々と歩いていた。
…それは決して見つけたくても、見つからない
もののはずだった。それに気づいたのは会いたくて会いたくて会えなかった姉に会わせてくれたのは屈辱にも見るからに政府の人間だった
その男は姉に突っかかっているようだった。
…絶対許さない、あいつ殺すリスト決定
とりあえず今は姉に挨拶をしなければそう思う。姉の周りに1人女と男がいることには腹が立つが今は仕方ない。そう思い、姉の元まで走る
「お姉ちゃん!!久しぶり」
姉の目は驚きに見開かれていた
「なんでお前が…」
「桜歌お姉、こいつ誰?」
「おや、随分麗しい麗人だ」
桜歌お姉?誰に許可を得てその名を呼んでいる?怒りに任せ、その人間を殺そうかとも思ったが本題を思い出す
「お姉ちゃん迎えに来たよ!一緒に帰ろ!」
お姉ちゃんは迷う。迷う?ナゼ?
「待ってくれ桜夜いきなり一緒に帰ろう?だとお前は今どこで何をしているんだ?」
「今?今はねぇ、災鬼だよ、唯のね…」
そう言いニッと笑う。まあ、今日中に返事は貰えるとは思ってないためそれだけつたえ帰る。
もちろん耳元で
「いつか迎えに来るねお姉ちゃん」
ということも忘れずに…
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詩学音丸(プロフ) - 更新終わりましたー! (2018年10月10日 12時) (レス) id: b3b81574c1 (このIDを非表示/違反報告)
詩学音丸(プロフ) - 更新させて頂きます! (2018年10月10日 12時) (レス) id: b3b81574c1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠飴 - 夜狐さん» 了解です! (2018年10月8日 20時) (レス) id: 015f09e847 (このIDを非表示/違反報告)
夜狐(プロフ) - 瑠飴さん» 大丈夫ですよー、以後気をつけてくださいねー (2018年10月7日 13時) (レス) id: dee1d215ab (このIDを非表示/違反報告)
瑠飴 - 夜狐さん» アッアッごめんなさい忘れてました() (2018年10月7日 13時) (レス) id: 015f09e847 (このIDを非表示/違反報告)
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