雪龍組の日常２ (ページ4)

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黒「…本当のこと話したんすから、そこは見逃してくださいよ。未遂っす。」

黄「…まぁお前にしてはよく我慢したよ」

黒「でしょ？」

黄「…にしても、目.黒が佐久間達のために瞬時に嘘つくなんて、成長したなお前」

黒「それ褒めてます？バカにしてます？」

黄「割と感心してる」

黒「…Aの気遣い、無駄にしたくなかっただけっすよ」

黄「ふーん(本当はそれだけじゃねぇくせに。舘さん達を傷つけたくなかったんだろ？)」

黄「でもそうか～A、そんな事言ってたのか～あいつなりに少しは甘えられてんだな」

黒「はい。…でも若頭が頭撫でるなんて…なんか想像できないすね…どっちかっていうと頭かち割る方だし」

黄「…お前、喧嘩売ってる？」

黒「皆には黙っておきますよ。だから、俺の話も黙っててくださいよ」

黄「無視すんな。…わーったよ。ってか佐久間の魔法って何？」

黒「俺も気になってる…」

黄「…にしても、酒が弱いまでは分かってたが、まさかチョコに入ってる酒までもがダメとはなぁ」

黒「まぁ、ちょっと酒感強めのチョコでしたし、仕方ないんじゃない？」

黄「それはそうなんだけど」

黒「…でも酔わない限り、甘えてくれないってのも困りましたね」

黄「…酔うと危険だし、酔わなくても心配…ってか」

黒「どっちにしてもなんか困る感じっすね」

黄「いや、お前と翔太なのよ、危険の1番の理由は。分かってる？」

黒「いや、だから俺未遂なんですって！」

黄「…まぁあいつの事はおいおい考えていこう」

黒「そうっすね。今は他に片付けないことありますし」

黄「そうだな」

黒「…にしても、酔ったAの破壊力やばいっすね…無自覚天使」

黄「わかる」

黒「…ちょー可愛いんすよね」

黄「はぁ…まじ分かる…」

黄(チューしたなんて口が裂けても言えねぇ…)

黒(…チューしたことは死んでも黙っとこ)

片手で顔を隠しながら、ニヤけが止まらない大男2人であった。