◇ならば、俺も一緒に残ろう。 ページ27
・
・
＿＿＿＿＿＿ 2時間後 ＿＿＿＿＿＿＿
・
・
あ「はい、これがラスト1本ですー。」
・
・
そう言うと、次々に部員が私の横を通過していく。
・
・
そう、あの尽八とのやりとりから2時間。
私は無事にタイムを計ることが出来ている。
・
・
＿＿＿＿＿尽八のおかげで、だ。
・
・
話は2時間前に遡る。
・
＿＿＿＿＿ 2時間前 ＿＿＿＿＿＿
・
・
1人で先輩の元へ行き、話し合いを終えて
私の元へ戻ってきた尽八は、私にこう言った。
・
・
東堂「…よし、A。お前が1人で困ると言うなら…」
・
・
東堂「＿＿＿＿俺も一緒に残ろう。」
・
・
あ「…はい？」
東堂「A1人で無理なら、俺が別のコースへ行き
そこでタイムを計測すればいいだけの話だ。」
あ「…は、…い、いや…。」
東堂「そして俺が山岳コース、Aはハードコースで
平坦コースはゴールにタイマーをセットし
各自でタイムを見るように促せば全く問題はない。」
あ「…いや、ちょっと待って！」
東堂「何だ？何か問題はあったか？」
あ「いや、大問題でしょ！！」
・
・
あ「＿＿＿尽八が走れないじゃん！！」
・
・
東堂「…何だ、そんなことか。」
あ「…へ？」
東堂「それなら心配ない。
放課後、俺が居残り練習をすればいいだけの話だ。」
あ「いや、そんなの申し訳ないよ！！」
・
・
東堂「A。」
・
・
あ「…な、何。」
東堂「俺に申し訳ないという気持ちがあるか？」
あ「あ、当たり前でしょ…？」
・
・
東堂「なら、居残り練習で俺のタイムを計れ。」
・
・
あ「…！」
東堂「そうしてくれるなら、俺は不満はないぞ？」
あ「…。」
東堂「…どうだ？」
・
・
あ「＿＿＿＿…分かった。」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 139人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りら。(プロフ) - 少し手直ししてます！ (2022年4月28日 11時) (
レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
りら。(プロフ) - 悠人くん🐣さん» コメントありがとうございます！！頑張って更新します！これからも楽しみに待っていてください！ (2022年3月20日 22時) (レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
悠人くん🐣 - 続き待ってます‼ (2022年3月16日 14時) (レス) @page36 id: 80affee4b7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りら。 | 作成日時：2022年2月2日 15時
