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それから二週間。
ジンくんは家に来なくて
忙しいんだろうと思って連絡はしなかった。
彼女ヅラをしても迷惑になるだけだし。
そんなある日仕事場に行くと
仲の良い同期が話かけてきた。
「ねーね今日合コン行かない？」
A「え〜合コンか〜...」
私があんまり気のりしない返事を返すと
「お願いお願いお願〜い！A彼氏居ないでしょ？」
A「う、んまぁ」
「よし、ならオッケー！7時に迎えくるから」
と言って小走りで自分のデスクに戻っていった。
彼氏はいないけど好きな人はいる。
好きな人はいるけど一生叶わない恋。
ジンくんの何人かいる中の1人にしか
すぎないなら、私も何人かいる中の1人に
ジンくんっていう存在がいたら気持ちは
変わるかもしれない。
変わらない気持ちをいつまでも追いかけるより
新しい気持ちを追いかけた方が幸せなのかもしれない
そんな私は、今日の合コンを楽しむ事にした。
仕事を終え、会社の出口で待っていると
「よーし行くよ！」とルンルンな同期が
私の腕を引っ張った。
私以外の皆は合コンて事も合って
オシャレな服装をしてきているけれど
私はまあまあな地味。
ジンくんといる時以外
オシャレなんてしないもんな…。
あ、またジンくんの事考えてる。
今日は考えるのやめやめ。
店に着き自己紹介も軽くして
皆がそれなりにいい雰囲気になる中
私は輪の中に入れず
お酒を飲む事だけに集中していた。
やっぱ、楽しくないや。
帰りぎわに皆は連絡先交換もして、
いい感じで合コンは終わった。
同期には連絡先交換したらいいのにって
勧められたけど、私は断って
皆とは違う道で帰ることにした。
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作者名：P | 作成日時：2018年1月11日 7時
